鋸山に登り、岩尾根を歩いていると対面に見える太陽石
お○ん○んのようでもあり、こけしのようにも見えるこの岩
いつか登ってみたいと思っていたのですが、この度実行する事にしました
結論から申しますと、見事に太陽石に到達
しかし、こけしのように見える太陽岩の頭の部分に登るのは、非常に危険と判断し止めておきました
ルートは下の図の通り
青線は鋸山の登山ルート
赤線が、今回歩いた太陽石へのルートです
歩いてみてわかったのですが、太陽石は、三角形に形成された岩尾根の内部にありました
まさに、岩尾根トライアングルに閉ざされたミステリー空間に存在するパワースポットという感じ
太陽石は、トライアングル尾根から伸びる、非常に細い痩せ尾根でつながっており、そこを歩くのは、天空にかかる橋を歩いているようで良い気分です
ですが、そこに到達するには、非常に危険な場面に遭遇する確率が高いので、ロープを使用した岩登りに慣れた方以外は、行かないようにしてください
私はこの日、おそらく30回以上の懸垂下降を強いられ、精根尽き果てました
登山中に太ももの筋肉痛にみまわれたのは、本当に久しぶりです
岩に登ったり、降りたりをひたすら繰り返すハードな工程でした
まぁ~ 余計な岩峰に登ったりしたので、そうなった次第なのですが😓
最初は登山道の岩尾根へ登る
今日の景色は透明度が低くイマイチ
登山道を外れて、岩尾根を一本越え、谷へ下降
トライアングル尾根の内部へ侵入する為、岩尾根へ登ると、岩峰が見えた
とても登る事はできない
岩峰の基部を巻き、谷へ降りる
谷を渡り、太陽石へ続く尾根へ登りたい
岩壁を適当に登り様子を伺う
しかし、とても上へ上がれそうもない
岩と岩の狭いキレットを登ってみる
垂直近い斜度なので、4mの補助ロープでビレイしながら登る(ループ登り)
登り上がるが、太陽石方向は絶壁でとても登れない
太陽石とは、キレットを挟んで逆側の岩峰1には登れた
岩峰1の頂上は恐ろしいところだったが、太陽石の異様な姿を見る事ができた
あんなところに登り上がる事ができるのだろうか?
絶景が広がる
岩尾根の上に登り上がる事が出来なかったので、再び懸垂で下へ降り、岩尾根の基部を太陽石方向に登って行った
再び崖を登ってみる
なんとか尾根上へ登る事ができた
ん! 尾根の上に岩が見えるぞ
この岩の形と、岩の上に生えている低木は・・・
ひょっとすると、さっき見えた太陽石の上の岩峰2か?
斜度が緩やかなところから早速登ってみる
参考までに、鋸山登山尾根から見える、太陽石と岩峰2の画像を貼っておきます
2020年11月18撮影
正解!!
下に太陽石の背面が見えるぞ\(^o^)/
この岩峰2からの景色は素晴らしい!
鋸山登山道の岩尾根も見える(一番下の写真)
お昼には早い時間だが、ここで弁当をいただく事にした😋
先程登った岩峰1が見える
あんな恐ろしいところに登ったのかとビックリ
弁当でお腹を満たして、さぁ太陽石へ向け出発
振り返って、さっき登った岩峰を見る
ここから先は、痩せ尾根を進む
トライアングル岩尾根から伸びる、太陽石への天空の架け橋を渡る
こけしの頭の岩の直下に到達したが、かなりびびる
無理すれば登れそうだが、足を滑らせたら命はない
それに、降りる時にはビレイが必要
あんな不安定なところで、作業ができるだろうか?
まだまだ死にたくないので、頂点へのアタックは止めておいた
トライアングル岩尾根へ戻り、尾根上を進んでいくと、緩斜度の岩峰へ到達
岩峰2と太陽石が見えた
鋸山の登山道から見るとわからないが、ここから見ると、狭い痩せ尾根の先に太陽石がくっついている事がわかる
まさにパワースポットといった雰囲気だ!
岩峰からの絶景を堪能して先へ進む
岩尾根から、鋸山登山尾根を見ると人が見えた
あれは、無名岩かな?
数人が岩の上でくつろいでいる
あそこにあったツメレンゲは見事になくなっている
八方岳付近のツメレンゲも全てなくなった
盗掘されているのだろうか?
この後は、しばらく尾根上をすすんだが、そのうち急峻な岩峰が幾つも立ちはだかる
キレットを縫うように、岩峰を巻きながら進むはめになり、へろへろに疲労
登れそうな岩峰もあったが、もう気力が残っていない
キレットから下へ、目印のリボンが続いていて、しばらく降りてみたが
どんどん下降していき、どこへ向かっているのかわからないので登り返す
もう体力の限界近い
トライアングル尾根の三角形の底辺尾根を降りていき、トライアングルの外へ脱出しようとしたが、左側は高い断崖が続き、とても降りられそうにない
もう涙目になりながら、登り返して戻った
結局トライアングルの内部へ降りていき、トライアングルの外へ抜ける唯一の谷から、脱出した
トライアングルの外へでても、岩尾根を1本越えて、さらに登山道の岩尾根へ登り上がらなければならない
もう本当に体力の限界であった
太陽石登頂後は、来たルートを戻るべきであった
太陽石登頂後は、何度も登っては、懸垂で降りる事を繰り返し本当にきつかった
しかし、念願の太陽石に到達できて嬉しかった(*^^*)