to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

大停電の夜に―DVD

2007-03-09 02:04:57 | the cinema (タ行)
東京が大停電に遭遇したクリスマスイブの夜を12人の男女の物語を交錯させながらロマンティックに描くラブストーリー。監督は『東京タワー』の源考志。さまざま年齢、さまざまな形の愛を見ごとな脚本と構成力で完成度の高い作品に仕上げている。ファタジックな雰囲気をかもし出している美しい映像にも注目。

製作年度 2005年
監督 源孝志
脚本 相沢友子/源孝志
音楽 菊地成孔
出演 豊川悦司/田口トモロヲ/原田知世/吉川晃司/寺島しのぶ/井川遥/阿部力/本郷奏多/香椎由宇/田畑智子/宇津井健

クリスマスイブの夜、不倫関係を清算し、泣きながらホテルのエレベーターに乗り込む美寿々(井川遥)。エレベーターボーイで中国人研修生・李冬冬(阿部力)が彼女の顔を心配そうに覗き込んだとき、東京中のイルミネーションが消えはじめエレベーターも急停止した。 (シネマトゥデイ)

イヴの夜という、特別な晩に突如停電にみまわれた大都会の人々。
暗闇の中にそれぞれの灯。非常灯の赤、携帯のひかり、蝋燭の優しい明かり、焚き火のあかり・・・
そしてその中で語られていく告白、諦め、謝罪・・・

停電の夜だから、予想外の出来事になぜかみんなが少しずつ素直になっていく
大人だって気づかない事、見えてないこと沢山あって、
秘密を抱えて大切な人を傷つけていたりする。
停電よりも、今、向かい合わなければならない問題をかかえた人々のための優しい時間。
それは人工衛星マニアの天文少年のいう「ゴット」のクリスマスプレゼントなのでしょうか
それぞれが昨日までの自分とは違う、新しい一歩を感じさせるラストが良かった

個人的にはトヨエツと田畑さんのやりとりが好きでした
本郷奏多くんと香椎由宇ちゃんのシーンはとてもきれいで切なくて、うるっときました
淋しい夜にひとりで観ると
一番大切な人に会いたくなる・・・かも

コメント (4)
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