to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

行きずりの街

2011-01-06 23:36:24 | the cinema (マ・ヤ行)
上映時間 123分
原作 志水辰夫
監督 阪本順治
出演 仲村トオル/小西真奈美/南沢奈央/窪塚洋介/菅田俊/佐藤江梨子/谷村美月/杉本哲太/ARATA/石橋蓮司/江波杏子

1992年に「このミステリーがすごい!」で1位を獲得し、映像化が望まれていた志水辰夫のサスペンスの映画化。
郷里の丹波篠山で塾講師をしている波多野は、上京後に連絡の取れなくなった教え子のゆかりを追って、東京へとやって来る。そして、彼女が住んでいたマンションで怪しげな男に追跡される。ゆかりの身を案じた波多野は、心当たりを捜して回り、やがてとあるバーへと辿り着く。そこにいたのは、別れたかつての妻、雅子だった。彼女は、波多野が名門高校で教師をしていたときの教え子で、波多野は彼女との結婚がスキャンダルとなり学園を追われたのだった。やがて、今回のゆかりの失踪が、偶然にもこの彼の忌まわしい過去と繋がっていることを知る波多野だったが…。

仲村トオルちゃん目当てで、公開間もなく観たのに、直後からの激務で記事アップが今頃に・・
この作品がトオルくんにとって芸能生活25周年の記念作品になるそうです。
以前『接吻』もみながら、記事にしなかったことがあるので、これは簡単にでも記事にしようと

サスペンス・ミステリーという括りだったけど、どちらかと言うと、
一組の元夫婦の再生の物語という印象。
つまらない訳じゃないけど、ちょっと物足りなさは残る、、かなあ。

丹波篠山で波多野の教え子ゆかりとのやり取りがあり、彼が12年振りに上京する―。
この序盤の短いシーンで食いついていけるか?
違和感を残したまま、怪しげな追跡劇に突入するか?で、中盤以降の面白さが決定してしまうような気がしました。
残念ながら私はどちらかというと後者だったんですねぇ。

どうもゆかり役の南沢奈央ちゃんの存在で、サスペンスとしてのストーリーも中途半端な感じになったみたいな気がしました。
菅田俊さんも出演されていたし、ARATAも窪塚洋介クンもこういう役はブキミ度が増して、
中盤までサスペンスの雰囲気はあったので、終盤がザンネンな感じでした。

ただ、トオルちゃんと小西さんのシーンはとっても惹かれるものがあったし、
コレ、もっと大人向けで恋愛サスペンス色を濃くしたらよかったかも♪



俳優としていいなぁ~と、トオルちゃんを意識したのはドラマ「眠れる森」だったでしょうか。
ああいうカッコイイトオルちゃんじゃなくて、普通の疲れた中年教師でしたが、
やっぱりどこかに「男の子」の貌がみえてよかった♪


余談ですが、雅子(小西真奈美さん)が波多野に料理を作ろうとキッチンに立つシーンで、
ちょっとガスパッチョのCM「孤独と五徳。」「恋と同じ」がよぎっちゃったわ~!
そう、ブッキーとのシリーズ(笑)
もう、小西さん見るとあの音楽もヘビロテで、困ります