色とりどりの傘があれば、
人生の雨もまた楽しい。
原題 POTICHE
製作年度 2010年
製作国・地域 フランス
上映時間 103分
監督 フランソワ・オゾン
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/ジェラール・ドパルデュー/ファブリス・ルキーニ/カリン・ヴィアール/ジュディット・ゴドレーシュ/ジェレミー・レニエ
ジョギングが日課の裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことで意外な才覚を発揮していく人間ドラマ。
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロベール(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が目覚めていく。
ちょっと予感がしなくもなかったんですが・・地元上映で時間が合ったので観てきました。
舞台は1977年、フランスのとある町。
雨傘工場を経営するロベールを夫に持つ貞淑な主婦・スザンヌは優雅な毎日を送りながらも、亭主関白な夫におとなしく従うだけの“お飾りの妻”。
ロベールは徹底した男尊女卑の思考であり保守的で頑固な夫。スザンヌには仕事も家事も禁じる程だった。
満たされない想いを胸にしまっていたある日工場でストライキが起こり、ロベールは労働者側に監禁されてしまい、
嫁いだ娘や大人しい息子にも「何も出来ない“飾りものの壺”」と公然と云われていたスザンヌは左翼の市長ババンに相談に行く。
が、開放された夫は心臓発作で倒れてしまう。
昔、ちょっとワケありだったババンの協力もあり労働者側との交渉の席に着きあっという間に彼らの心を掴んだスザンヌの新しい日々が始まる―。
と、ここまでは予告で想像した展開なんだけど、
コチラも邦題がミスリード。ってかもうやめようよ、こういうノリで邦題つけるの・・。
まあ、雨傘で自信をつけたのは間違いないところだけど、
終わってみれば、単にブルジョワ婦人のサクセス・ストーリーを描きたかったわけじゃなく、、という、
ウーマンリブに目覚めてしたたかに成長していくこの時代の女たちを、
多少の毒を盛り込んで、コミカルに描いた作品でした。
が、残念ながらせっかく面白いキャスト、キャラを配しながら、
途中からドヌーヴ賛歌になってしまったこと。
いよいよ面白くなるかーってところで肩透かしを食った感じといったらいいでしょうか。
凝っている割りに心地いいだけで、見所のない中途半端なコメディという印象で、
どうもそこら辺で私は最近のフランス映画とは相性がイマイチです。
公開初日のレイトで観ましたが、空いていたのもあってかそれともソノ世代じゃなかった為か、殆ど笑いは起こらなかったところを見ても、
これは好みが分かれそうな作品かも知れません。
人生の雨もまた楽しい。
原題 POTICHE
製作年度 2010年
製作国・地域 フランス
上映時間 103分
監督 フランソワ・オゾン
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/ジェラール・ドパルデュー/ファブリス・ルキーニ/カリン・ヴィアール/ジュディット・ゴドレーシュ/ジェレミー・レニエ
ジョギングが日課の裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことで意外な才覚を発揮していく人間ドラマ。
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロベール(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が目覚めていく。
ちょっと予感がしなくもなかったんですが・・地元上映で時間が合ったので観てきました。
舞台は1977年、フランスのとある町。
雨傘工場を経営するロベールを夫に持つ貞淑な主婦・スザンヌは優雅な毎日を送りながらも、亭主関白な夫におとなしく従うだけの“お飾りの妻”。
ロベールは徹底した男尊女卑の思考であり保守的で頑固な夫。スザンヌには仕事も家事も禁じる程だった。
満たされない想いを胸にしまっていたある日工場でストライキが起こり、ロベールは労働者側に監禁されてしまい、
嫁いだ娘や大人しい息子にも「何も出来ない“飾りものの壺”」と公然と云われていたスザンヌは左翼の市長ババンに相談に行く。
が、開放された夫は心臓発作で倒れてしまう。
昔、ちょっとワケありだったババンの協力もあり労働者側との交渉の席に着きあっという間に彼らの心を掴んだスザンヌの新しい日々が始まる―。
と、ここまでは予告で想像した展開なんだけど、
コチラも邦題がミスリード。ってかもうやめようよ、こういうノリで邦題つけるの・・。
まあ、雨傘で自信をつけたのは間違いないところだけど、
終わってみれば、単にブルジョワ婦人のサクセス・ストーリーを描きたかったわけじゃなく、、という、
ウーマンリブに目覚めてしたたかに成長していくこの時代の女たちを、
多少の毒を盛り込んで、コミカルに描いた作品でした。
が、残念ながらせっかく面白いキャスト、キャラを配しながら、
途中からドヌーヴ賛歌になってしまったこと。
いよいよ面白くなるかーってところで肩透かしを食った感じといったらいいでしょうか。
凝っている割りに心地いいだけで、見所のない中途半端なコメディという印象で、
どうもそこら辺で私は最近のフランス映画とは相性がイマイチです。
公開初日のレイトで観ましたが、空いていたのもあってかそれともソノ世代じゃなかった為か、殆ど笑いは起こらなかったところを見ても、
これは好みが分かれそうな作品かも知れません。