to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

日本インターネット映画大賞 日本映画部門

2011-01-13 23:49:32 | Weblog
日本インターネット映画大賞お誘い戴いても時間がない事を理由に逃げていましたが、
今年は苦手な点数をつけて、初めてトライしてみました。

[作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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『 日本映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「孤高のメス」        7点
  「最後の忠臣蔵」      7点
  「悪人」            6点
  「半分の月がのぼる空」  2点
  「十三人の刺客」      2点
  「ちょんまげぷりん」     2点
  「告白」            2点
  「ゴールデンスランバー」  2点
 
【コメント】
上位3本と続く5本の差は作品の出来の差でなく、「満たされ感」の差かも知れません。

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【監督賞】              作品名
   [杉田成道       ] (「 最後の忠臣蔵 」)
【コメント】男も女も美しい、在りし日の日本の美が堪能できました。

【主演男優賞】
   [役所広司       ] (「 最後の忠臣蔵 」)
【コメント】セリフが少なく、全てをその表情で語ってくれて、素晴しかった!

【主演女優賞】
   [夏川結衣       ] (「孤高のメス   」)
【コメント】大人の女性の、弾けられない乙女心、ちゃんと伝えていただきました。

【助演男優賞】
   [稲垣吾郎       ] (「十三人の刺客  」)
【コメント】狂気の殿、怖かったです。憎かったです。ダントツでした!

【助演女優賞】
   [満島ひかり      ] (「悪人      」)
【コメント】ちゃんとツボを抑えた演技に感心しっぱなし!

【ニューフェイスブレイク賞】
   [桜庭ななみ      ] (「最後の忠臣蔵  」)
【コメント】可愛い姫御陵から、内蔵助の遺児としての内面の気品を感じさせるシーンまで、とっても良かったです。

【音楽賞】
  「最後の忠臣蔵     」
【コメント】加古隆さん、時代劇の音楽は初めてだということでしたが、ステキにピアノが合っていました!

【ブラックラズベリー賞】
  「東京島        」
【コメント】・・・なんじゃこりゃぁぁ~~でした。

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【勝手に○×賞】
   [切ないデ賞      ] (「悪人       」)
  「妻夫木聡   」
【コメント】孤独も怒りも優しさも切なさも、全てがその静かな横顔に詰まっていました。善人が悪人と呼ばれる最後、切な過ぎでした

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しあわせの雨傘

2011-01-11 23:45:06 | the cinema (サ行)
色とりどりの傘があれば、
人生の雨もまた楽しい。

原題 POTICHE
製作年度 2010年
製作国・地域 フランス
上映時間 103分
監督 フランソワ・オゾン
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/ジェラール・ドパルデュー/ファブリス・ルキーニ/カリン・ヴィアール/ジュディット・ゴドレーシュ/ジェレミー・レニエ

ジョギングが日課の裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことで意外な才覚を発揮していく人間ドラマ。
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロベール(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が目覚めていく。

ちょっと予感がしなくもなかったんですが・・地元上映で時間が合ったので観てきました。

舞台は1977年、フランスのとある町。
雨傘工場を経営するロベールを夫に持つ貞淑な主婦・スザンヌは優雅な毎日を送りながらも、亭主関白な夫におとなしく従うだけの“お飾りの妻”。
ロベールは徹底した男尊女卑の思考であり保守的で頑固な夫。スザンヌには仕事も家事も禁じる程だった。

満たされない想いを胸にしまっていたある日工場でストライキが起こり、ロベールは労働者側に監禁されてしまい、
嫁いだ娘や大人しい息子にも「何も出来ない“飾りものの壺”」と公然と云われていたスザンヌは左翼の市長ババンに相談に行く。
が、開放された夫は心臓発作で倒れてしまう。
昔、ちょっとワケありだったババンの協力もあり労働者側との交渉の席に着きあっという間に彼らの心を掴んだスザンヌの新しい日々が始まる―。

と、ここまでは予告で想像した展開なんだけど、
コチラも邦題がミスリード。ってかもうやめようよ、こういうノリで邦題つけるの・・。

まあ、雨傘で自信をつけたのは間違いないところだけど、
終わってみれば、単にブルジョワ婦人のサクセス・ストーリーを描きたかったわけじゃなく、、という、
ウーマンリブに目覚めてしたたかに成長していくこの時代の女たちを、
多少の毒を盛り込んで、コミカルに描いた作品でした。

が、残念ながらせっかく面白いキャスト、キャラを配しながら、
途中からドヌーヴ賛歌になってしまったこと。
いよいよ面白くなるかーってところで肩透かしを食った感じといったらいいでしょうか。
凝っている割りに心地いいだけで、見所のない中途半端なコメディという印象で、
どうもそこら辺で私は最近のフランス映画とは相性がイマイチです。

公開初日のレイトで観ましたが、空いていたのもあってかそれともソノ世代じゃなかった為か、殆ど笑いは起こらなかったところを見ても、
これは好みが分かれそうな作品かも知れません。

今夜の堂本兄弟♪

2011-01-09 23:16:46 | Heart pink
       

今年初めての放送
ちょっと遅めの フジ 23時25分~

ゲストはKさん
セッションするのは"イムジン河"(フォーク・クルセダーズ)
楽しみだけど、恭子ちゃんのピアノはないですね・・
お絵かき対決、楽しみです~。光ちゃん。。。

   

     

昨日はワンワン会だったようですね♪
ゆっくり楽しめたんでしょうか
      

エリックを探して

2011-01-09 20:41:51 | the cinema (ア行)
人生なんて 意外に小さな勇気でかわるもの
原題 LOOKING FOR ERIC
製作年度 2009年
製作国・地域 イギリス/フランス/イタリア/ベルギー/スペイン
上映時間 117分
原案 エリック・カントナ
監督 ケン・ローチ
出演 スティーヴ・エヴェッツ/エリック・カントナ/ステファニー・ビショップ/ジェラルド・カーンズ

大のサッカー好きという社会派の名匠ケン・ローチ監督が、かつて名門マンチェスター・ユナイテッドでエースとして君臨した元フランス代表のスーパースター、エリック・カントナとの異色のコラボで贈る、心温まる人生一発逆転コメディ。なにもかも上手くいかず、どん底で苦しむ中年男が、突然現われた憧れのヒーロー、カントナのアドバイスに勇気を得て難局を乗り越えていく姿を仲間たちとの熱い絆を軸に描く。

マンチェスターの郵便配達員エリック(スティーヴ・イヴェッツ)が、サッカー選手のエリック・カントナのポスターに語り掛けると、部屋の中にカントナ本人(エリック・カントナ)が出現。最初の妻、リリー(ステファニー・ビショップ)への思いを断ち切れないエリックに、カントナはアドバイスを送る。それからも、カントナはたびたびエリックの前に現れるようになり……。

以前一度だけ予告に遭遇したのだけれど、その時は惹かれなかったものの、やっぱりケン・ローチ監督のコメディというので観てきました。
予告の時に感じた邦題の不思議・・ちょっと「ベッカムに恋して」?「ウォーリーをさがせ!」みたいな??でしたが、
ダメ中年の抱える問題をみつめるケン・ローチ監督の眼差しは温かい。ステキな作品でした!

マンチェスターの郵便配達員エリック・ビショップは、2度の結婚に失敗。
今は7年前に出て行った2度目の妻の連れ子・二人と暮らしているが、反抗期の息子二人になめられっぱなし。
彼にはメンタル系の疾患もあるが、それは最初の妻とのデキチャッタ結婚に原因があるようで、
その最初の妻、リリーと再会しなければならない事も気が重く・・・そんな時に事故を起こし、
真面目だけれど覇気のないエリックの毎日は悲惨なものだった。

そんなエリックを元気付けようと郵便局の仲間が集まった自己啓発セミナーがきっかけで
エリックはかつてのマンチェスターUのスター、エリック・カントナのポスターに語りかける。
すると、現れたカントナはしょぼくれたエリックの話を聞き、具体的なアドバイスをするようになる。
「髭を剃れ」「エリを立てろ(笑)」
ヘタレな中年おやじが、少しずつ変わっていく。

それでも手に余る問題を目の前にした時―。
目の前が真っ暗!頭の中は真っ白になるようなそんな局面にぶつかった時!
ここからが面白い

キーワードは、 仲間   サポーター  信頼   団結

そう、人生には一人では闘えないこともある。

プレッシャーから逃れ、大事なことから目を背けていた人生も、
エリックの前に、もうひとりのエリックが現れて、彼は大切なものを取り戻しに行く。

全ての人の中に、もうひとりのエリックは眠っているのかも。。。あなたのヒーロー。

そんなにサッカーに詳しくなくても、十分解りやすいカントナ登場まで。
しかも全盛期のゴールシーン、「カンフー・キック事件」後の記者会見の模様などもあって、ここに到ってああ!と
思い出させてもらったり。
ドキドキ、ハラハラも、クスクスもニヤリもあって、最後は爽快♪
優しくて力強くもある、ステキな作品でした

   
ケン・ローチ作品は、目が腫れるほど泣いた「麦の穂をゆらす風」でも冒頭でハーリングというホッケーに似たゲームをするシーンがありました。
本作はセルティックファンの3人組が登場する「明日へのチケット」のあのラストに通じるものがやっぱり底に流れてる気がしました♪

行きずりの街

2011-01-06 23:36:24 | the cinema (マ・ヤ行)
上映時間 123分
原作 志水辰夫
監督 阪本順治
出演 仲村トオル/小西真奈美/南沢奈央/窪塚洋介/菅田俊/佐藤江梨子/谷村美月/杉本哲太/ARATA/石橋蓮司/江波杏子

1992年に「このミステリーがすごい!」で1位を獲得し、映像化が望まれていた志水辰夫のサスペンスの映画化。
郷里の丹波篠山で塾講師をしている波多野は、上京後に連絡の取れなくなった教え子のゆかりを追って、東京へとやって来る。そして、彼女が住んでいたマンションで怪しげな男に追跡される。ゆかりの身を案じた波多野は、心当たりを捜して回り、やがてとあるバーへと辿り着く。そこにいたのは、別れたかつての妻、雅子だった。彼女は、波多野が名門高校で教師をしていたときの教え子で、波多野は彼女との結婚がスキャンダルとなり学園を追われたのだった。やがて、今回のゆかりの失踪が、偶然にもこの彼の忌まわしい過去と繋がっていることを知る波多野だったが…。

仲村トオルちゃん目当てで、公開間もなく観たのに、直後からの激務で記事アップが今頃に・・
この作品がトオルくんにとって芸能生活25周年の記念作品になるそうです。
以前『接吻』もみながら、記事にしなかったことがあるので、これは簡単にでも記事にしようと

サスペンス・ミステリーという括りだったけど、どちらかと言うと、
一組の元夫婦の再生の物語という印象。
つまらない訳じゃないけど、ちょっと物足りなさは残る、、かなあ。

丹波篠山で波多野の教え子ゆかりとのやり取りがあり、彼が12年振りに上京する―。
この序盤の短いシーンで食いついていけるか?
違和感を残したまま、怪しげな追跡劇に突入するか?で、中盤以降の面白さが決定してしまうような気がしました。
残念ながら私はどちらかというと後者だったんですねぇ。

どうもゆかり役の南沢奈央ちゃんの存在で、サスペンスとしてのストーリーも中途半端な感じになったみたいな気がしました。
菅田俊さんも出演されていたし、ARATAも窪塚洋介クンもこういう役はブキミ度が増して、
中盤までサスペンスの雰囲気はあったので、終盤がザンネンな感じでした。

ただ、トオルちゃんと小西さんのシーンはとっても惹かれるものがあったし、
コレ、もっと大人向けで恋愛サスペンス色を濃くしたらよかったかも♪



俳優としていいなぁ~と、トオルちゃんを意識したのはドラマ「眠れる森」だったでしょうか。
ああいうカッコイイトオルちゃんじゃなくて、普通の疲れた中年教師でしたが、
やっぱりどこかに「男の子」の貌がみえてよかった♪


余談ですが、雅子(小西真奈美さん)が波多野に料理を作ろうとキッチンに立つシーンで、
ちょっとガスパッチョのCM「孤独と五徳。」「恋と同じ」がよぎっちゃったわ~!
そう、ブッキーとのシリーズ(笑)
もう、小西さん見るとあの音楽もヘビロテで、困ります


今月の気になる作品♪

2011-01-03 21:48:10 | Weblog
                  
                 

お正月休み、のんびり楽しんでいますか
ま、女性の場合、あまりのんびりに浸っていると、ちょっと怖い現実が待っていたりしますが(笑)

今月上旬は先月見逃した作品を追いかけたいのですが、、上映期間内に観る事ができるでしょうか?
観たい2作品、地元での公開はないので時間が取れるかどうか心配です。
それでは1月の私的気になる6作品です。

1月8日(土)
しあわせの雨傘
カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワ・オゾン監督

1月15日(土)
愛する人
ナオミ・ワッツ/ アネット・ベニング アメリカ/スペイン

ソーシャル・ネットワーク
世界最大のSNS「Facebook」誕生の裏側を描いた伝記ドラマ

その街のこども 劇場版
森山未來/佐藤江梨子 公開劇場が・・・少ないですっ

1月29日(土)
GANTZ
二宮和也/松山ケンイチ 今月の目玉♪

RED/レッド
ブルース・ウィリス/モーガン・フリーマン/ジョン・マルコヴィッチ

・完全なる報復......予告は面白そうだったけど、ストーリーに惹かれない。ってかベタ?
・グリーン・ホーネット.......う~~ん、面白かったら教えてください

それでは皆さん、暖かくしてお出かけ下さいねー  

2011 新年のご挨拶♪

2011-01-02 23:48:50 | Weblog
            あけまして おめでとうございます
       
一日一日はそれなりに大変なこともあり、決して平坦ではなかった365日も、
終わってみればやっぱり充実した1年でした。
いつものような幕開けの新年ですが、今年も良かった!と言って終われるように頑張りたいと思います
       

昨年は洋画鑑賞が激減し、洋画の劇場鑑賞やDVD鑑賞がひと頃に比べると約半分になったのに対して、
邦画の鑑賞は殆ど減少していないという結果となり、少々驚いています。が、
「ナルニア国物語/第3章」「パイレーツ・オブ・カリビアン/第4弾」の公開も控えていますし、
邦画でも、松ケン+ニノ、妻夫木+松ケンという、私的に一粒で二度美味しい作品もあり、
愉しい映画生活になる予感がします♪

また昨年はたくさんのドラマファンにもお越し戴き、ありがとうございました。
恭子ちゃんと二宮君のドラマが奇しくも同じ火曜日だったこともあり、
11月最初の火曜日にはブログを始めて最高位の90位になるという貴重な経験もさせて戴きました。
拙い記事を読んでいただき、本当にありがとうございました

今年は恭子ちゃんの冬ドラもなく情報も少ないスタートですが、
今までと同様のスタンスでやっていきたいと思っていますので、これからも宜しくお願いします。

              

    
メナードの新CMが公式にて元旦から公開されています
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