先日、被災地近くの東北のとある町のコンビニやスーパーで、
物不足との情報をどこかのテレビ局が報じていました。
「水がない」「お米がないんですよ・・・」と、インタビューに女性が答えていた。
それはそうなのだ。道路は寸断され、物資の輸送が困難な状態なのだから。
それに付随してガソリンなどの燃料系も同じ事から想像できる事態で、
本当に大変な状況なのに――
少なくとも電気が数時間を除いて使え、電車も5~7割方使えるようになった都会で、
なぜ、水やお米やガソリンを買い占めるのか?!
実は私の周辺では、大手のスーパーが地震後営業しておらず、
かなり離れたところにオープンしたお店まで通って、200人ほど並んで入店できたのが12日。
その時はお米は普通にあったのだけど、野菜が重かったし、まだ2~3日は大丈夫だと購入しなかった。
一緒に行った友人も、まだ少しはあるから明日にでも~と言っていたら、
冒頭の東北のレポートが流れ、その直後から関東でも買占めが始まったらしい。
らしい、というのは、
実はテレビでそんな話が出ていても、私の周りでは起こっていなかったからピンとこなかったのだ。
しかし、同じ町内の友人から「どこかにないかしら、もうお米がないの・・」というメールがあり、
丁度そろそろと思っていた私も探し回りました。が、
計画停電の為なのか、パンと牛乳、水、カップ麵、お米はほぼ全滅。
お店の方は「毎日入荷しているのに、開店から数分でなくなった」と。
つまり、大量に買い占める方がいなければ、普通に入荷があり、供給不足はないというのです。
結局ウチも友人も、パスタや小麦粉で凌ごうという事にしました。
レジに並んでいる方を見ると、
結構ご年配のご夫婦なんかがカップ麵を箱買いしていたりするのをみかけて、
驚くよりも、気持ちが引いていきました。
確かに便利な生活に慣れきった今、1日のうちに3時間の電気が使えない生活は不便でしょう。
非常時に備えたいキモチは解ります。
でも、プライバシーが守れる家があり、ガスは使える。
柔らかなお布団で眠れる。それって幸せなことだと思います。
どうかガソリンも水も、買い占めるのは止めて頂きたい。
さっきも「震度3」の余震がありました。それでも私たちにはまだ家がある。
電気もガスもある。
浮き足立って、情報に振り回されるのは止めましょう。
何もかも失って、被災地で堪えている方の為に、今一番してはならない事だと思います。。。
長い闘いは、今始まったばかりなのです。
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