わたしは自分の信じてきたかたを知っており・・・・。(第二テモテ一・一二)
神は、ご自身に対する窮みまでの信頼・・全面的に信頼されること・・を好まれる。これは、真のキリスト者のすべての特質のうちで最も崇高なものであり、すべての品性の土台である。
信頼されることほど、あなたを喜ばせることがあるだろうか。小さい子供であっても、あなたの顔を見上げ、手をあなたの方に差し出し、信頼しきってあなたのもとに来るならば、それはこの上なくあなたを喜ばせるのではないであろうか。神は、あなたよりはるかにまさったかたであるゆえに、それだけ、あなたよりまさつて、信頼されることを好まれるのである。
あなたに向かって、一つの手が差し伸ばされている・・手のひらに傷跡のある手が。あなたの信仰を伸ばして、それを握りしめなさい。そして、それにすがりつきなさい。なぜなら、「信仰がなくては、神に喜ばれることはない」からである。ヘンリ・ヴァン・ダイク
L・B・カウマン著 「山頂をめざして」より