富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい マタイによる福音書一九章二四節(口語訳)
富とはなんでしょう。自分は良いことをしたと思う心であります。
あれもした、これもした、親切をした、人を助けた、そうやって人は自分の中に善行を数えながら生きています。
その「富」がわたしたちを、神の国から決定的にへだてているのです。
神の国はただ神のあわれみによって、入れていただくものなのです。
えらい人はひとりもいません。
小島誠志・渡辺総一著 「喜びも、悲しみも」より