おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう。 ルカ一八・14
「さらに高く!」は有名なモットーです。どの時代にも使われてきたものです。
これをどのように判断するかに、よく注意して下さい。
「おおよそ、自分を高くする者は低くされる」神の国のルールに従って生きようとするならば、
高くされるためには、まず低くされなければならないことを知るでしよう。
今、天国でもっとも高い所に座しておられる方は、地上でご自身から喜んで、もっとも卑しいところまで下ってくださったお方です。
人間のさげすみ、あざけりを、
あなたのように
謙虚に忍ばれた人があるでしょうか。
低くされ、卑しい、空しい者とされながら、
気高く、輝かしく。
ひとりの百万長者(公共の利益のために多くの事をした)の夕食の席で、祈りの価値について話し合われた。
百万長者は、祈りを信じていませんと言った。欲しいものは何でも手に入ったので、恵みを祈り求めたことはありませんと。
同席したスコットランドのある大学の学長がいった。
「あなたが祈り求めて良かったものがひとつありますよ。」
「何ですか」「謙遜を祈り求められると良かったのではないでしようか。」
「神のもろもろの憐れみを感謝できるような、謙遜な心」を祈り求めるならば、財産の多い少ないに関係なく、私たちはさらに幸福な者となるでしょう。
サンデー・スクール・タイムズ
チャールズ・E・カウマン夫人著 「荒野の泉Ⅱ」より