「そのとき、口に手を当てて水をなめた者の数は三百人であった。残りの民はみな、ひざをついて水を飲んだ。」士師七・六
ギデオンは、たった三百人で巨大なミデアン人の陣営を攻め、自分たちの国イスラエルを解放する!
たった三百人というものの、神は常に少数派とともに働いてこられたというのが本当ではないだろうか。
民主主義は多数を必要とする。しかし、神は少数派で満足しておられる!
だから、たとい少数派の一人となっても落胆することはやめよう。
そして、ギデオンの三百人を思い出すことにしよう。主イエスの十二弟子のことも思い起こそう。
また、ヨナタンと道具持ちの若者のことも覚えておくことにしよう。
ヨナタンは、道具持ちを励まして言った。「さあ、あの割礼を受けていない者どもの先陣のところへ渡って行こう。
たぶん、主がわれわれに味方してくださるであろう。大人数によるのであっても、
小人数によるのであっても、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない。」(1サムエル一四・六)。
こうしてギデオンの三百人はミデアン人の陣営を破り、ヨナタンと道具持ちの若者はペリシテ人を打ち、
主イエス・キリストの十二弟子は当時の世界をひっくり返したのである。
私たちも少数派ではあっても、神が共にいてくださるなら、たとい一人でも多数派なのである。
ジョージ・B・ダンカン著 「日ごとの恵み」より