北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
愛犬メイは2022年10月空へ旅立ちました🌈
乳がんホルモン治療中。

『不登校・登校拒否を考える全道のつどい』に参加して

2016年10月04日 | 不登校
北大散歩後、つどい会場に無事にたどり着きました







今年で17回目を迎えるこのつどい。

行くと決めて楽しみにしていたけれど近づくにつれて

あれ?私一人で行くんだなあ~すてっぷの仲間なしで大丈夫???と

元来小心者のため、不安を抱きながら行ったのです。

でも実行委員のみなさんの温かいお心遣い、穏やかなやさしい雰囲気、連携の良さ・・・

そして、新しい出会い。

おかげさまで2日間、楽しかったです!!!!!

刺激をいっぱい受けてきました。

そろそろ引退しようかなと思っていた親の会でしたが

まだ、私にも出来ることがあるのかもと思えるようになりました。



講演会は、北星学園余市高等学校 校長 安河内 敏 氏 を講師に迎え

『今、あらためて不登校を考える』というお話でした。

印象に残ったのは

不登校とは、すでに存在する価値観からの脱却。

独自の価値観を創り出すために多様な個性に触れ、経験を積み重ね、

自らがそのつど学んでいくという姿勢の構築。

簡単に言うと「これもありなのね」



この言葉を私はどうしても親目線で考えてしまいました。

すでに存在する凝り固まった価値観からの脱却は

間違いなく大人のほうが時間がかかりますね。

でも支える親が脱却するまでは、子は脱却しづらいかもしれません。

私は息子の不登校があったから、それまでの価値観から

ジタバタしながらも脱却できたなあと思います。

不登校がなかったら私はきっと今より物事を考えない、薄っぺらなおばさんでした。

ねばならないという価値観を捨て、学校へ行けなくても

「これもありなのね」と親が受け入れられたら

子どもは安心して経験を積み重ねて行けますものね。



独自の価値観を創り出すために多様な個性に触れ、経験を積み重ね、

自らがそのつど学んでいくという姿勢の構築。


なんて聞いたら、もう、不登校は成長の多岐にわたるステップの一つ。

不登校出来たから、じっくりと自分と向き合い自分で考えて行動を起こせて

視野が広がり人格に深みが出るのですと言われたような気がしました。。

不登校に出会えて幸運だったとさえ思えてくるではありませんか。



北星余市高校の北見での相談会には毎年お手伝いがてら行って、

ミニ講演を聞いて毎年感動して泣いてきます。

校長先生のお話は初めてでしたが、とっても気さくな方でびっくりでした。

生徒に慕われるのがよくわかりました。



さて、つどいの感想。

札幌周辺には親の会がいくつもあって、フリースクールやフリースペース、

放課後デイサービスなどと緩やかにつながっていることがとてもいいなと思いました。

いろいろな親の会のやり方もあるんだなあと、またまた固定観念から脱却できそうです。

北見ではもう一つ出来立てほやほや親の会が活動を開始したようですし、

何か楽しいことがやれたらなあと思いながら、苦手な高速バスで帰ってきました。

頑張れJR。



最後に、実行委員会のみなさん、本当にありがとうございました。

お疲れ様でした!

コメント
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