北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
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乳がんホルモン治療中。

勝部麗子さん

2017年12月10日 | 講演会
支え合いの地域づくりフォーラムに行ってきた。

主催は北見市地域福祉活動合同推進本部。


演題『地域の絆で孤立を包む~誰もが住みやすい地域づくりへ』
   
    ひとりぼっちをつくらない~豊中のCSWの活動から~

講師 社会福祉法人 豊中市社会福祉協議会 勝部麗子さん



支え合いの地域・・・なんとなくピンと来ない。。

でもプロフェッショナルで取り上げられた人ということで聞いてみたいと思った。

とっても良かったので覚え書き。



一人暮らしの高齢者、女性たちにはふれあいサロン。

集まっておしゃべりしてご飯を作って食べる。

女性は出てくるが、男性がなかなかこない。


男性には野菜作りで、出てくるようになる。

その野菜を売ったり、カフェで使う。


野菜を売ったり、カフェで働くのは引きこもりだった若者たち。

発達障害、引きこもりなどで就職に距離のある人には野菜や小物を作ってもらう。

絵を描くのが得意な人には福祉マンガを描いてもらう。

若者の就労体験として、それらの販売。


ゴミ屋敷に訪問。

家主に困っていることはないか話しかけ話を聞き、苦しい思いを受け止める。

一緒に片付けませんかと話し、片付け始める。

片付け始めると、困った困ったと言っていた周囲の住民たちが手伝いに来て

一緒に片付け始める。そうして、つながりができる。

周りから見て困った人は、実は困っている人。



今の孤立は経済的なことよりも、人間関係の貧困とも話していた。

孤立した人が孤立したままの地域では、

いつか自分も孤立してしまうし住みやすい地域とは言えない。

みんなが共生できる地域づくりを。


様々な事例をあげながらのお話に、途中から涙が止まらなくなってしまった。

可愛そう等という感情じゃなくて、

優しさや温かさや勇気や希望・・・

本来、人が持っている心を、支援する側も取り戻す活動に思えたからかな。


地域のことを、もう一度見直すきっかけになるお話だった。

勝部さんをモデルにしたドラマ『サイレントプア』見てみたいなあ。
コメント
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