「今日、僕たちと死の話をしよう。」
と題された、緩和ケア医療に関わる西智弘さんのお話を聞いた。
ドキッとする題名だ。
「僕たち」とは西智弘医師と、医師と患者の壁を無くそうと活動しているSNS医療のカタチの医師たち。
大丈夫だ。
視聴を始めた。
「死について語るには、「ネガティブ・ケイパビリティ」という能力を養う必要がある。それは「答えを求める欲求」に抗う力、すっきりした唯一の回答が出ない曖昧さに耐える力のことです。」
ネガティブ・ケイパビリティという言葉を初めて知った。
曖昧な答えの出ないことに耐える力は、学校でも教えてくれない。
学校で教えるのは答えを出すことだから。
学校では教えてくれない事だけれど、すっきりと答えの出ない状況は人生何度もやって来る。
宙ぶらりんな時ってしんどい。
受験を終えて発表までの時。
不登校の、学校に行きたいのにどうにもこうにも行けない時。
思わぬ病気になってしまった時。
年老いた親を見守る時。
私の、乳がんの転移や再発など、これから起きるかもしれない、起きないかもしれない状況。
様々な場面で、ネガティブ・ケイパビリティと言う言葉を知っていると、支えになるかもしれない。
さくっと30分の予定が盛り上がって40分。
重いテーマなのに聴く人を落ち込ますことなく柔らかく穏やかに話す。
もしいつか緩和病棟で出逢うなら西智弘さんのような医師でありますように。
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「今日、僕たちと死の話をしよう。」YouTube SNS医療のカタチONLINE vol.12