※これは学術的に検証された結論ではありません。あくまで説の一つです。そして原因は他にも気象変動なども考えられています。
Newsweek
2025/01/14
LA近郊大規模火災に油を注ぐオーストラリアのユーカリ
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/hirano/2025/01/post-115.php
ブロガーは、オーストラリア在住の日本人です。オーストラリアの大火災との類似性を考えたようです。感覚的にピン!と来たのでしょうね❓
2020.01.14UP
オーストラリア史上最悪の森林火災はなぜ起きたか-地球の息吹を感じるオーストラリアの旅先案内-
https://econavi.eic.or.jp/ecorepo/go/564
カリフォルニアと似た気象条件は、当然あります。
火災を拡大した原因にオーストラリア特有の「ユーカリの木」があります。
油を多く含み、「火に油」状態になるようです。
引用
『(ユーカリの木は)カリフォルニアへは1853年に持ち込まれた後、1800年代半ばのゴールドラッシュ時に伐採された森林を補う目的もあり、1870年代に商業向けの大規模な植林が行われたそうだ。そして、ユーカリで儲けた富豪が現れ、1900年代初頭までにユーカリ産業に携わる企業が急増。当時100 社以上はあったと推定されるという。』
この大規模植林によりカリフォルニアでは、ユーカリが普通に自生するようになりました。むしろ多く生えている木かもしれません。
引用
『 しかし、1991年に米カリフォルニア州オークランドヒルズで起きた、3,000以上の家屋が焼失した大規模森林火災について調査したところ、この火災で放出されたエネルギーの約70%がユーカリによるものと推定された、という調査結果もある。この結果を受け、被災地区周辺では、ユーカリの木々を残すべきか、それとも撤去すべきかの議論が交わされていたようだ。(参照)
もともとカリフォルニアに自生する樹木自体にも可燃性の高いものがあると言われ、カリフォルニアで発生する森林火災の原因がユーカリに限定されるわけではないが、オークランドヒルズ火災ではユーカリが大きな要因になっていたのは事実。』
(参照の記事)
After 1991 fire, Oaklanders debate growth of Eucalyptus
Casey Capachi on October 31, 2011
https://oaklandnorth.net/2011/10/31/after-1991-fire-oaklanders-debate-growth-of-eucalyptus/
実際に地元では、ユーカリを撤去するべきかどうか議論されたようです。
ユーカリは、オーストラリアから持ち込まれたものであり仮に撤去しても自然環境への影響は無いでしょう。
西海岸で、これほど頻繁に大規模山火事が起きるのであれば、その原因を除去するのは望ましいと思います。もちろん、これが全部の原因ではありません。しかし、「火に油を注ぐ」ことになっているのは、事実のようです。
そもそもアメリカの森林は火災が広がりやすいと言われています。そこに更に可燃物そのもののユーカリが沢山自生していれば、余計に危険度が増します。
ちょっと、考えさせられますね。
CNN
米LA消防トップ、市当局による予算削減を批判 山火事対応に支障と訴え
2025.01.11 Sat posted at 15:55 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35228185.html
AFPBB
消防機に違法ドローン衝突で機体に穴 飛行停止に 米LA山火事
2025年1月11日 16:31 発信地:ロサンゼルス/米国 [ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3557694?cx_part=top_topstory&cx_position=2
おまけにロサンゼルス市当局は、消防予算を削減して乏しい消火機材を更に乏しくしているようです。
火災現場にドローンを飛ばして消火活動の妨げになっている者もいます。
全部、合わせてアメリカ人は、よく考えてみるべきだと思います。
(普通の国の人は、アメリカ人とは反対の事をすると思います)
※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce