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2023年3月7日12:29 午前Updated 2時間前
ウクライナ軍総司令官ら、東部の要衝バフムト防衛継続を支持=大統領府
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-bakhmut-generals-idJPKBN2V8127
かなり際どい状況にあるのは、何回か書きました。
2月の末に陸軍(最高)司令官が、現地を視察しています。つまり、ウクライナ軍は現地の状況を正確に判断できます。それを踏まえて協議してきたと思います。
結論は、戦力を増強して防衛を継続することに決定しました。
ウクライナ軍の総意として決定した以上は、兵士の増強から武器弾薬の供給を優先的に行うと言うことです。現状を見るなら、戦力の増強があれば現地のウクライナ軍部隊は防衛戦を継続できます。
現地の司令官や部隊指揮官の意見は、防戦続行でした。補給さえあれば、まだ戦えるという意見でした。ここで撤退しては、今まで防衛してきた意味がないだろう・と言う意見が多かったです。
陸軍(最高)司令官が、現地を視察した結果、現場の意思を尊重しました。防衛できるとの判断です。
残念ながら、ワグネルのオーナーのお手柄は、遠くなりました。ウクライナ軍が総意として、バフムート防衛を決意した以上、ウクライナ軍は負けないと思います。負けるなら、とっくに負けています。
そして、ウクライナ軍が決断して理由は、バフムートの部隊が今ではウクライナ軍の最強部隊です。ワグネルを相手に去年の8月から、防衛戦を戦ってきました。実戦で鍛え抜かれたという意味で最強です。しかも、その相手はワグネルです。ここで防衛戦を継続すれば、ロシア軍最強のワグネルの部隊をここに引き付けておくことが出来ます。ワグネル以外にもロシアの正規軍が数万人は、いるでしょう。この大部隊を、他の戦線に移動させることは出来ません。つまり、その分他の前線の負担が軽減されると言うことです。もう一つ意味があり?何かとお邪魔のワグネルの部隊を、ここで殲滅しようと言うことです。これを殲滅するとロシア軍には、戦闘に耐えうる部隊はありません。
もっと残酷な現実があり・
(人間)「肉ひき器」
ワグネルのオーナーの表現です。
ウクライナ1:ロシア7の割合で人的損失が発生します。
つまり、ウクライナ軍にとっては、ダントツに効率の良い戦場なのです。
これまでは、ロシア軍と比較して少ない兵士と武器で陣地防御戦を戦ってきました。その不利が解消されれば、逆にウクライナ軍が攻勢に出るでしょう。陣地防御オンリーでは、なくなると言うことです。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/