早番は1.05人

2020年11月21日 | 日記
今日も私は4時半に起き、6時半に家を出た。

今月の私のシフト、土曜日と明後日の祝日は7時半からになっている。

私は職員の中で1番家が遠い。7時半からということは、6時半に家を出ることになる。

早めに行って、施設内の暖房を入れて子ども達が来る前に暖めておきたいのもある。

だけど、1番早い出勤は私だけっていうのは勘弁してもらいたいものだ。

次々に子ども達が来るのに、一人では手が回らない。

特に中学生のモモカちゃんのトイレ介助もあるのだ。トイレに行っている間、他の子に何かあっても責任を持てない。

今日など一人でてんてこ舞いしていたのに、トイレでモモカちゃんの下着を下ろした瞬間、モモカちゃんは私の手にオ○ッコをしてしまった。

私は手も足もモモカちゃんのオ○ッコで濡れてしまい、なんだか悲しくなって涙が出そうになった。

知的障害がある中学生のダイくんとボールで一緒に遊んでいると、他の子達のことも見なければならず、レナちゃんは私の背中にぶら下がって離れないし、

途中、「ダイくん、ちょっと休憩しようね」とダイくんとのボール遊びをやめると、

「ボールやる、ボールやる」と、私の手を引っ張って放さない。

それでも「ごめんねぇ」と振り切って、車椅子の子のお世話をし出すと、

ダイくんは壁際にしゃがみ込み、涙を流していた。

「ダイくん、後でやるからちょっと待っててねぇ」と言って、後ろ髪を引かれる思いで他の子の世話をした。

ていうか…

なんで私一人であっちもこっちもやらなきゃならないのよ!

だんだん腹が立ってくる。

そのうち先月から職員になったササキさんが出勤したが、居ても居なくても正直意味が無い。口だけは達者だが座ったまままか、突っ立ている。

今日、もっとも大変だったのは、お昼ご飯の時間。

8人の子ども達を一人であちこち手伝ったり見守ったりしなければならなかった。

正確にはササキさんと二人だが、1番手がかからないユウタくんの近くに座ったままペチャクチャしゃべっていただけだった。

私はモモカちゃんの食事介助をしながら、子ども達のお茶をついだり、お茶をひっくり返した子がいて拭いたり、そうかと思えばモモカちゃんが食べ物を投げたり口から出したり…

なんなの!いい加減にしてくれ!

いや子ども達ではない。
ササキさんでもない。

シフトだ!勤務体制だ!

いい加減にしてくれー!

そのうち早々と食べ終えたユウタくんがササキさんとボール遊びをし出した。

まだみんな食べているそばでだ。

たまに口以外が動いたと思ったらその行動。

みんな食べてるのにだよ。バカなの?ササキ。

と、言いたいくらいムカついたが、とりあえずユウタくんに注意した。

「ユウタくん、まだみんな食べてるんだよ。ボールやるのは待って」

ユウタくんはブツブツ言いながらやめて座った。

そのうち午後出勤の職員3人が来た。

とてもよく気がきいて動く若いコウタさんと、キチンとしたナカモトさんと、先々月から入った私と同世代のキクタさん。

羨ましいメンバーじゃあないか。

ササキと誰か交代してくれ。

そもそも3人て…

朝からお昼までの早番は、なんで私とササキの二人だけなんだ。

いや二人じゃない、1.5人。1.5でもないな。1.1…1.05人だ。

ササキと誰か代わってくれ。