背側
口側
口の部分。
植物のような変わった形をしているが、クモヒトデの仲間である。
5本の腕が成長とともに次々に分岐し、たくさんの蔓状の腕になる。
小さいときは動植物のかけらを食べているが、
成長すると腕を使って小エビなどを囲い込んで捕まえたりもするという。
腕の動きは緩慢だが、他物にからみついたテヅルモヅルは
腕を破壊しなければ剥ぎ取ることはできない。
自分で腕を動かすのは自由自在なのだろうが、
見た目とは異なり、枯れ枝細工のようで、少しの力でも壊れてしまう。
図鑑では本州中部以南(太平洋岸)。
しかし、秋田県男鹿では多分普通種。
水深 30-900m。
写真のものの大きさは25cm。
セノテズルモズルの変種とされている。