kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

水生生物雑記帳:オオブンブク

2015-01-07 13:10:34 | 水生生物雑記帳


 管足を出している。




 背側




 口側




 殻(から)、背側。一部壊れている。




 殻(から)、口側
 

 図鑑で見てもよくわからないけれど、
とりあえず、名前をつけた。

 砂の中で暮らしている。


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水生生物雑記帳:イボテズルモズル

2015-01-07 10:01:50 | 水生生物雑記帳


 背側




 口側




 口の部分。


 植物のような変わった形をしているが、クモヒトデの仲間である。
5本の腕が成長とともに次々に分岐し、たくさんの蔓状の腕になる。
 小さいときは動植物のかけらを食べているが、
成長すると腕を使って小エビなどを囲い込んで捕まえたりもするという。

 腕の動きは緩慢だが、他物にからみついたテヅルモヅルは
腕を破壊しなければ剥ぎ取ることはできない。
 自分で腕を動かすのは自由自在なのだろうが、
見た目とは異なり、枯れ枝細工のようで、少しの力でも壊れてしまう。

 図鑑では本州中部以南(太平洋岸)。
 しかし、秋田県男鹿では多分普通種。
 水深 30-900m。
 写真のものの大きさは25cm。

 セノテズルモズルの変種とされている。


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水生生物雑記帳:イトマキヒトデ

2015-01-04 19:59:49 | 水生生物雑記帳


 イトマキヒトデ。もっとも普通のヒトデ。




 五放射相称なのだが、なかには腕の本数が異なるものもいる。




 腹面。中央が「口くち」。
 腕の中央に並んでいるのが、「管足かんそく」。
管足は移動や摂餌に使用する。
 中に満たされた「水」の圧力を筋肉とともに利用して作動させる。




 腕の先端に「眼」がある。赤い点。
 眼は光を感じることばかりでなく、
環境のごく粗い濃淡画像を感じて、移動に役立てる。




 皮鰓(ひさい)。呼吸器官「の」ひとつ。




 穿孔板(せんこうばん)。背側中央付近にある。
管足の作動に利用する水の出入り口。
 写真では見えないが、肛門は背側中央にある。




 大きな餌の場合、胃を反転して餌を包み込み消化する。
 その姿を撮影するために、死んだイカナゴ(魚)を入れただけで、
泳いでいる魚を捕まえて食べるわけではない。


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