中心部を撮影していないとコメントがあったので、
かなり開いて、観察しなおしたが中心部には何もなかった。
「花びら」は、下花弁(緑)、上花弁(青)、旗弁(赤)が各3枚ずつある。
下花弁の上にあるのが「ひげ」で計3個ある。
旗弁はメシベの変形したものらしい。
模式図
「ヒゲ」が蜜をだす。
ハチが入っていくときに、ほかのアイリスから背中につけてきた花粉をメシベにつける。
さらに奥に進み、背中にオシベからの花粉をつける。
そして次に訪れた花にその花粉を渡す。
入口からきちんと入ってもらうために、全体を覆い隠すような形になっているのだろう。
「ハチ」以外のさまざまな昆虫も訪れるが、
ほとんど背中に花粉をつけないので、受粉に役立っているようには見えない。
写真は何度も撮りなおしたが、分かりやすく撮るのは困難である。
美的写真を目的にしなかった。