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我が家のネコ。
飼育の仕事をしていたのに、
ネコがこんな姿でいつも寝ているとは知らなかった。
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■望遠鏡(ぼうえんきょう)
レンズで構成されている道具。
その見え方については、
未来がすぐ近くに見え、反対から覗くと
過去がはるか遠くに見えている、
いまのあなたの心象風景そっくりである。
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■導火線(どうかせん)
妻が尻尾の代わりにぶら下げている危険なもの。
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■捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
不確実な事柄に期待をかけること。
【例】
孫から若さをもらってくるつもりだった(皮算用)が、
相手をしてくたびれ、残り少なかった若さを
吸い取られてしまう。
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■難問
むずかしい問い。
【例】
難問1
昨日、雪が30cm降りました。
今日、雪が40cm降りました。
積雪は何cmでしょうか。
(雪国のひとには難問の理由がわかるでしょう。)
難問2
(1)アルコールを50cc入れた後、水をたして100ccにしました。
(2)水を50cc入れた後、アルコールをたして100ccにしました。
どちらがアルコール濃度が高いでしょうか。
難問3
金持ちになるにはどうすればよいでしょうか。
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なお、難問3の回答をメールしていただいた方にだけに
難問1、難問2の答えを教えます。
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■罰当たり
大晦日に寺に行き、次の日神社に参詣する人。
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■上品(じょうひん)
この「Kmitoh悪魔の辞典」を見ていない人。
見ている人は、「上品でない」というのだろうか。
小学時代から反意語は得意でなかった。
語尾をあげてF県の話し言葉にすると、
反意語ではなくなることを、念のため追記しておく。
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■名医(めいい)
すぐれた医師。
すぐれた医師は、高齢者に薬の種類を数多く処方する。
患者に薬を数えさせて、「飲んだか飲まなかったか」を
毎日熟慮させる。
つまり、認知症治療も兼ねているのだ。
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■詭弁(きべん)
もっともらしい推論で、何らかの虚偽を含むと疑われるもの。
【例】
夫から文句を言われながら暮らすより、
夫に文句を言いながら暮らす方が楽なはずだ。
だから君は理想的な結婚をしたんだよ。
(グータラ亭主)
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■個人(こじん)
国または社会集団に対して、それを構成する個々別々の人。
「国」というのは「個人」の集合体であり、
けして「個人が国の一部」ではない。
【深読み】
「国」のかわりに、「夫婦」とすると、
整合性がないのに、ほとんど違和感が起きないのはなぜだろう。
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■後の祭(あとのまつり)
時機におくれてどうにも仕様のないこと。手おくれ。
【使用例】
近頃やっと、
・除夜の鐘で108煩悩(ぼんのう)を除去する。
・門松は冥土の旅の一里塚
・めでたき言葉「親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」
というような、言葉の意味が少しわかるようになってきた。
いままで、大晦日・正月はたんに「酒が飲める日」だと
勘違いし、無為に過ごしてきた。
いまさら気がついても、数10年間こびりついた煩悩は
洗い流すことはできないだろう。「後の祭り」である。
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愚かな私が気がついたくらいだから、これを読んでいる賢者は
大晦日・正月だからと、ビールひと缶増量などせずに
清らかに過ごしているにちがいない。
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