kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

庚申塚(こうしんづか)

2020-02-27 12:27:04 | 境界

(A)




(B)


(C)

 新型ウイルスが流行している。
自宅から隣の馬生目(ばしょうめ)集落に続いている山道脇の
小さな石碑が気になり、確認しに行ってきた。
 道祖神(どうそじん)だと思っていたが、庚申塚であった。

 道祖神は、村境などの道端に祀(まつ)られて、
異郷から入ってくる神や霊を迎え、流行病や悪霊を防せぐ。
別名、塞の神(さいのかみ)ともよばれる。

 また、庚申塚(こうしんづか)は、青面金剛(しょうめんこんごう)を祀ってはいるが、
道祖神と習合(しゅうごう)、つまりひとつのものにまとめられていることが多い。

 ここでは、庚申塚 = 道祖神 なのだろう。
 
 現在のウイルスが侵入するのを入り口で防ごうとしている姿は、
昔からの道祖神信仰とかさなる。


自分用の備考
●Aの石碑には、「天保十四」と彫(ほ)られているようなのだけれど、
  天保には庚申の年がないから、ちがうのだろう。
●Aは、椿(つばき、地名)と書いたが、よくわからない。
●Bは 「右 船川(ふながわ)、左 金川(かねがわ)」 と彫られた標柱があったので確かだが、
  金川への道は杣道(そまみち)、つまり獣道(けものみち)のようになっていた。
●青面金剛の頭が尖っているのは、激しい怒りのために逆立った怒髪なのだろうか。


コメント (2)

漂着船

2020-02-26 10:00:26 | 男鹿半島幻想


 また、男鹿半島の双六(すごろく、地名)に、北朝鮮のものと
思われる、長さ13mほどの小さい船が漂着した。
男鹿半島にいままでに漂着した船や死体はかなりの数にのぼる。
 
 いまはどうなのか知らないが、男鹿半島は北朝鮮工作員の
上陸場所のひとつといわれていたし、いまでも「見知らぬ船に注意」の
ポスターが貼られている。

 このところ続いている漂着船は、工作員作戦ではなく、
食糧難による悪天候での出漁による遭難だろうが、
注意するに越(こ)したことはない。

備考 「スミ」は、海上保安庁による調査済みを意味しているのだろう。

コメント

古墳(こふん)

2020-02-17 16:05:55 | 霞んだ光景


 古墳は、4-7世紀にたくさん作られたが、
誰が葬(ほうむ)られているのかわからなかったり、
盗掘されているものも多い。
天皇陵であっても同様である。
 
 日本史の通史、つまり時代の流れを追って書かれた歴史を
知りたくなり、その尺度として天皇の名前を憶えようとしたが、
記憶力が減退しているのを再認識したに過ぎなかった。


使用フリーソフト
  3Dソフト Blender 2.81a
   まだかなりバグがあるような気がする。
   ただ、2.8の使い方に慣れていないせいなのかもしれないが。


コメント (2)

神の正体

2020-02-05 11:56:06 | 境界


 神の正体、それはウイルスなのかもしれない。

 1918年のウイルスによる「スペイン風邪」では、当時の世界人口18憶人のうち
1憶人が死亡したとみられている。
 人類を滅ぼしかねないウイルスだが、さまざまなところでウイルスのおかげを受けているし、
ウイルスがいなければ人類も生まれてくることはなかったという。
 
 神道の神が、穏やかで恵みを与える和魂(にぎみたま)と
荒れ狂い災害をもたらす荒魂(あらみたま)の二面性を持っているのと似ている。


(補足)哺乳類の胎盤は、自分と血液型の異なる子を育てることができる。
その機能を形成するシンシチンというタンパク質がヒトのゲノム(遺伝子)に潜む
ウイルス由来のものによる。

参考:「ウイルスは生きている」中屋敷 均 講談社現代新書

使用3Dフリーソフト
   Blender 2.81a
私の中のウイルスイメージ。


コメント