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配偶体(雌株)
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配偶体(雌株) 傘の下に造卵器がある。
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配偶体(雄株) 傘の上に造精器がある。
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葉っぱのような葉状体の上に杯状体がある。
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わかりやすく描いたので簡単に理解できるはずである。(^^;)
子孫を残すために、2つの方法をとっている。
1)
配偶体雄株で作られた精子が「泳いで」、配偶体雌株にある卵を受精させる。
受精した卵は胞子となって、雄株あるいは雌株の配偶体に生長する。
2)
葉状体の上にある杯状体から、受精しなくとも配偶体を作れる無性芽を放出する。
このとき、雌株からの無性芽は雌株に、雄株からのは雄株の配偶体になる。
イチョウの精子は風で雌株まで飛ばされて受精する。
しかし、「泳いで」たどり着くと書かれているけれどほんとうだろうか。
雨で造精器から流れ落ちた精子が、雌株の体を泳ぎ登って
卵までたどり着くのは、小さな精子にすれば富士山に登るようなものだろう。
雨が降っても雌株が頭を下げているようすもない。
雨の跳ね返りにのつてたどり着くともいわれているが、
どうなのだろうか。
あまりいっぺんに勉強すると、頭がオーバーヒートして、
壊れてしまうから、精子が泳いで登るところを観察するのは
後日にする。
人間も未来は、遺伝子操作で、このような性になるのかもしれない。
図は、フリーソフト Inkscape を使用。