ミルククラウン(牛乳の王冠)は、牛乳一滴を落としたときにできる形で、その神秘的ともいえる美しさに魅力を感じる人も多い。
しかし、この王冠を見ると小惑星衝突の恐怖を、私は思い浮かべてしまう。
小惑星は無数にあり、いつ地球に衝突しても不思議ではない。その破壊力はすざましく、恐竜絶滅の原因ともなった。直径10mの小さな小惑星でさえ、広島に投下された原爆の5倍のエネルギーを持っている。もし、海に落ちれば巨大な津波を引き起こす。
上の絵の直後には、強烈な衝撃波と津波が襲ってくることになる。
2036年4月13日、直径約400メートルの小惑星「アポフィス」が衝突する可能性があり、科学者が会議を開いたりしている。4万5000分の1という確率ながら、もし地球に衝突すれば人類は滅亡するかもしれない。
世界の人類のことが心配で、今夜も酒を飲まなければ眠れそうにない。
[追記]
ミルククラウンの写真は、牛乳とヨーグルトを混ぜたものを使用して、40cm上から落とした滴(しずく)を受ける皿には1mm以下しか混合したものを入れないで撮影した。
ストロボを発光させ、目で見てシャッターを押したが、けっこうタイミングが合っていた。老いを自覚するこのごろだが、まだ、シャッターチャンスをつかむことができるようである。