本当に景気が良いの?まさにボーナスシーズンの今月世の中は宣伝にやっきだが、本当に景気は上向いているのか疑問だ。メディアの報じるものは全て大企業の情報であり、一部の中小企業の情報はあるにせよこれは勝ち組み中小企業の話で実態はボーナスも出ないところが大半ではなかろうか?
先日、24年度の補正予算で小規模企業向けの中小企業庁のホームページから新規開発品の補助金の紹介があったので、これは使えるかなと思って調べていったらびっくりするような仕掛けがあって、これがお役所仕事の典型だなと変な感心したのでご紹介をする。この補助金は新しい商品開発やニッチな分野での開発品に対する小規模事業者に向けた返済しなくて良い使い勝手が良いものであった。
たまたま該当しそうな開発があるので調べると、これはすごい書類が要ることがわかった。まず計画書や商品説明書は当たり前だが、地域の税理士や商工会、金融機関などの推薦などすごい量の条件がつけられていた。仮にその条件が満たされたとしても、最後に難関が待っていた。もろもろの条件をクリアしてもお金は出ません。何故かと言えば、この補助金は事業を完了してから支払われますという一文で唖然とした。ましてそこにはこの事業を推進するには自己資金と金融機関からの借入金で賄い、結果事業の終了後に補助金を交付するというなんとも現実がわからない役人の感覚で驚いてしまった。
こんな聞こえだけの良い補助金事業をやっていても、中小企業や零細企業にはその書類を作る能力も資金力も無いと思うのだが、最後に自分で調達して完了後に支払うという、こんな変なことがまかり通る行政のあり方に疑問を持ち、ひいては日本の役人天国を現していると思うのである。
おりしもボーナスシーズンたけなわの今日、只役所にいるだけでもらえるボーナス、休まず、遅刻せず、働かずの精神は脈々として確実なDNAとしてお役人の血に流れているのだろう。既に上がっている光熱費や燃料費などこれから暑くなる日々を命ながらえるためにどう過ごせば良いのか、来年の消費税のアップは相当効いてくると思うが政権はもつのか、来月の参議院選挙は国民にとっても正念場と言えるかも知れない。
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