京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019錦秋の京⑪毘沙門堂

2019年12月02日 16時50分00秒 | 日記
 11月28日、まず最初に訪ねたのが山科にある毘沙門堂です。天台宗の五箇室門跡寺院のひとつで格式ある寺院です。





本堂を入り左手の拝観受付を済ませ諸堂を巡ります。ご本尊さまは伝教大師最澄作と伝わる毘沙門天ですが秘仏です。護摩を焚かれるので堂内は煤けていて天井の花天井もかすかに確認出来るほどです。







霊殿前の縁側を回り弁財天がお祀りされているお堂を拝みます。秀吉公の母大政所が大坂城にお祀りしていた弁財天で別名"不老弁財天"として多くの方々に信仰されています。この周りのもみじ🍁も絵になる光景です。

次に門跡寺院特有の建物"宸殿"へ。





その背後に拡がる"晩翠園"と名付けられた庭園が見ものです。江戸時代初期に作庭された庭園で裏山から水を引いた滝や石塔や景石など見所いっぱいの庭です。池泉回遊式庭園に造られていましすが拝観の都合でしょうか?池泉鑑賞式になっているのが残念ですね。







勅使門や薬医門からの眺めも素晴らしいです。

参道には敷きもみじ🍁が、、、多くの方が写真を撮っています。ほとんどが外国人で、ここも占拠されている感じがします。






 
次にこの秋「京都山科非公開文化財特別公開」で公開中の安祥寺へと山科疎水沿いを歩きます。











2019法金剛院 夜間拝観⑩

2019年12月02日 07時37分00秒 | 日記
 11月30日は、会社の仕事を16時半に終え、会員様限定(ては言っても、多くの旅行会社のパックツアーの中に入っていますが、、、)の法金剛院の夜間拝観にやって来ました。







法金剛は"関西花の寺第十三番霊場"のお寺で四季を通して様々な花々が咲く魅力ある寺院です。中でも7月からの蓮は見事です。





庭園は平安時代に待賢門院が極楽浄土の庭を理想とし石立僧の林賢(りんけん)と静意(じょうい)に作庭させた池泉回遊式浄土庭園です。





中でも「青女(せいじょ)の滝」は施主と作庭者がわかっている数少ない作例で国指定の特別名勝です。







園路を周りながら紅葉🍁を楽しめるのがいいですね。
浄土式庭園らしく洲浜もあり、平安人の浄土への憧れや執着を感じます。











お堂や宝物館も開けられており中でも丈六のご本尊阿弥陀如来坐像(重文)は平等院鳳凰堂の阿弥陀さまに勝るとも劣らない美しいお姿です。





また、十一面観音坐像(重文)も細部まで作り込まれ截金文まで施された美しくも凛々しい観音さまです。そのお厨子にも天部の仏様が描かれていて彩色がよく残っています。





国宝の仏様こそ居られないれないものの重文の仏様が多数おられそれだけでも魅力ある寺院です。

秋の夜間拝観もいいのですが、やはり春の夜桜🌸には敵わないと感じます。

本堂の前にある枝垂れ桜🌸は待賢門院桜と呼ばれその一本だけで存在感があります。