京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019 錦秋の京㉓長岡天満宮

2019年12月11日 17時07分00秒 | 日記
 12月6日は、昼からカルチャーセンターの現地講座があり、少し早く家を出て名残りのもみじを求め長岡天満宮にお詣りに来ました。




ご祭神は菅原道真公です。この長岡の地は桓武天皇が平城京から遷都された地で道真公は在原業平公らとしばしば訪れ誌歌管弦を楽しまれた地です。

道真公が太宰府に左遷される途中にこの地に立ち寄られ「吾魂長く此の地に留まるべし」と歌を残されています。








現在の社殿は、昭和16年に平安神宮の社殿を拝領移築したものです。

今では参道の霧島つつじが名高く、樹齢は100年を過ぎているそうです。

また、八条池が広がり、豊臣秀吉の時代には名前の通り八条宮家のご領地でした。




境内には錦景苑と名付けられた日本庭園があり、東屋に座りしばし名残りのもみじを楽しみました。






八条池の北畔には創業明治14年の竹の子料理の名店"錦水亭"がありますが高いので行ったことはありません。


お詣りを終え、御朱印を授与して頂き、次の予定地の阪急嵐山線上桂駅へと向かいます。



鳴滝了徳寺 大根焚き

2019年12月11日 09時11分00秒 | 日記
 12月10日は鳴滝にある了徳寺の大根焚きに行ってきました。京都では千本釈迦堂と三宝寺の大根焚きが名高く京の師走の風物詩のひとつです。




鎌倉時代建長4年(1252)親鸞聖人がこの地を訪れ念仏の教えを説かれた際、村人達は大根を塩だけで味付けし、もてなしました。



親鸞聖人はいたく喜ばれ、庭にあったすすきの穂を刈り、釜の炭をもって「帰命尽十方牙碍光如来」の十字を残されました。


11時に到着し、本堂で行われている法要に参列し、しばし親鸞聖人の遺徳を偲びました。
法要後、待ちに待った"お大根"を頂きます。






厚く切られた大根が3つとお揚げさんが1枚がお椀に盛られています。
熱々の大根を頂きながら今年一年無病息災で過ごせたことに感謝しました。








大きな青首大根を厚く切り水に浸します。次は大きな釜で茹で、最後に茹で上がった大根を醤油やみりんで味付けします。
手間ひまをかけられた大根、、、美味しいはずです!

当時、親鸞聖人が食べられたのは塩だけで味付けされた大根焚き、、、決して美味しいものではなかったと思いますが、お念仏の布教にこられた親鸞聖人の情熱、それに感謝しあるもので精一杯のもてなしをされた村人達の思い、、、本当にいいお話ですね!

毎年12月の9日、10日の2日間行われますが、約2千本もの大根が焚かれるそうです。




本堂裏には桟敷席も設けられ、美しく手入れされた庭園で"大根焚き"を頂くこともできます。
また、庫裏の裏では"お斎(おとき)"の炊き込みご飯を炊かれていました。境内がフル活用されていますね!






境内の南側には「すすき塚」が残っており、親鸞聖人を偲び蓮如上人も来られたようです。
真宗寺院では御朱印はされないのですが、こちらは"大根焚き寺"として御朱印を授与されています。

次にこのエリアに来れば必ず訪ねる"あるお寺"に向かいます。