京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺・圓徳院 「雪月花」

2019年12月16日 20時16分00秒 | 日記
 12月14日は、高台寺・圓徳院の"雪月花"に参加させて頂きました。




圓徳院で受付の後、北書院で抹茶席です。
秀吉公、ねねさまが見た庭園を眺めながらお菓子とお抹茶を頂きました。
参加者が多いので立礼席で流れ作業のような感じ(?)でした。


次に歌仙堂前でお楽しみくじ引き会ですが今年も末等の"圓徳院のカレンダー"でした。
係の方も毎年同じ方が担当され、末等でも鐘を鳴らして「大当たり〜」と叫ばれ場を盛り上げておられます。
このような楽しい方がされていると少しくらいの待ち時間も全く苦にならないですね!

次に掌美術館を鑑賞します。


後陽成天皇宸翰の「豊国大明神」や重要文化財指定の「秋草蒔絵歌書箪笥」など興味深い展示がされています。






次に台所坂を登り高台寺へ。
いつも呈茶をされている雲居庵。今日は香煎茶席です。




来年の干支ねずみにちなんだお菓子と梅昆布茶を頂きました。席から開山堂を眺めると、まだ名残りの紅葉🍁が残っています。










いよいよメインの「うずみ豆腐粥」を頂きます。
仏教では、お釈迦さまが悟りを開かれた12月8日の鶏鳴の刻(午前2時頃)に修行僧が暖をとるため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来します。
他に湯葉餡掛け、香の物が付いています。

お料理は高台寺御用達の"高台寺 羽柴"さんです。円山公園内の坂本龍馬・中岡慎太郎の銅像横に店を構える"いそべ"さんの支店です。

この様な仏教行事も大切にされているのも高台寺のいいところですねー!

次に京都近代美術館でこの15日まで開催中の「円山応挙から近代京都画壇へ」展へと向かいます。2回目ですが応挙が亡くなる数ヶ月前に描いた大乗寺の障壁画をもう一度見たくての再訪です。今回の展示が終わると収蔵庫に入り今後の公開は未定だそうです。


2019錦秋の京㉕建仁寺(最終)

2019年12月16日 10時51分00秒 | 日記
 いよいよ今年の紅葉🍁も見納めの時が来ました。
12月14日は建仁寺に参りました。栄西禅師が開いた初めての禅宗寺院です。




中国からお茶を伝えた栄西禅師、境内の生垣も茶木で統一されています。

庫裏と大書院との間には建仁寺管長小堀泰厳老師猊下が作庭され北山安夫さんが監修された「潮音庭」があり四面どちらから見てもバランスの取れた素晴らしく庭園です。









"京都の紅葉🍁は三尾に始まり、ここ
建仁寺で終わる"(私見ですが)、、、ホント優秀の美を飾るのにふさわしい潮音庭です。








大方丈には金澤翔子さんの"拈華微笑(ねんげびしょう"の書が展示されています。


お釈迦さまがインドで大勢の弟子たちに説法をされていた時に、一本の華を高く掲げ示されました。
多くの弟子たちはその意味がわからなかったのですが迦葉(かしょう)尊者だけはにっこりと微笑みました。仏の教えは言葉ではなく、心から心へと伝えられるものであることを表した言葉です。
建仁寺の御朱印も法堂の別名"拈華堂"で法堂をいかに大切な場としてお考えなのかがわかりますね。

方丈、法堂を一通り巡り、次の圓徳院へと向かいました。