11月28日、山科の寺院を拝観後、堀川寺ノ内にある日蓮宗の大本山のひとつ妙顕寺に来ました。
"お寺まるごと美術館"と称して10会場の神社仏閣で寺宝の公開と同時にアート作品や伝統工芸品の発表の場となっています。
昨年も来ましたがお寺にはアート作品が凄くマッチしると思います。昔はお寺が文化の中心地であり発信地でもあった事を考えると当然なのかも知れないですね。
今回、妙顕寺では狩野元信筆の文殊・普賢菩薩が公開されています。右下に獅子に乗られた文殊菩薩さまが、左上には白象に乗られた普賢菩薩さまが描かれていて元信の得意とする構図です。
勅使門の前に広がる「四海唱導の庭」
本堂の屋根を借景に春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉🍁とが白砂に映えて美しい庭です。
"孟宗竹の坪庭"
平面からは分かり難いですが庭の形は五角形をしています。
"光琳曲水の庭"は光琳の絵画をイメージして作庭された庭で、大きな赤松と黒松の大木が一際目を引きます。
MOA美術館が所蔵する"紅白梅図屏風"をイメージさせる庭園です。
御朱印を授与して頂き、お隣りにある妙顕寺塔頭の泉妙院に尾形光琳、乾山のお墓にお祀りし、妙顕寺を後にしました。
墓は琳派の後継者酒井抱一が建立していたのを初めて知りました。