6月18日は、女優として、また、歌手として40年にわたり活躍されている薬師丸ひろ子さんのビルボードクラシックコンサートに来ました。(兵庫県立芸術文化センター)
歌手として長いキャリアを持つ彼女ですが、意外にもフルオーケストラでのコンサートは初めての事だそうです。
ビルボードジャパンでは本物の音楽に触れて貰いたいとの思いからこの様なコンサートを今まで400回以上行っています。
会場は兵庫県文化芸術センター。
主にクラシックをメインに造られた会場だけに音響には定評があります。
今回のビルボードクラシックの機会は音楽プロデューサーとして、また、アレンジャーとして活躍されている武部聡さんの提案で実現したコンサートです。
(これまで薬師丸さんの楽曲の編曲を27曲手がけられています。)
クラシック用にアレンジされたフルオーケストラの演奏と薬師丸さんとの"超"豪華なコラボコンサートなのです。
ロビーにはFMCOCOLO765やファン有志の花束が飾られていました。
ビルボードのBBL会員に入っているので、チケット先行販売があり中央ブロックの2列目の好位置でした。(XB列26番)
薬師丸さんとはほんの4m程の距離感です。
開演前ですが緞帳は上がったままで、音の調整に数人の演奏家の方がステージに上がられていました。
今回のコンサートでは若手音楽家の岩城直也(30)さんが全ての楽曲の編曲と指揮をされました。
凄い才能の持主で東京音楽大学在学中に玉置浩二オーケストラ公演の編曲を手がけられた若き音楽家です。
今回の演奏は、2021年に設立されたNaoya Iwaki Pops Orchestraと大阪交響楽団とのコラボ演奏で演奏だけでも凄すぎる内容です。
一曲目の「Woon "Wの悲劇より"」から鳥肌が立ってしまうくらいに薬師丸さんの声とクラシックな楽器とが見事にマッチングしていました。
60名を超えるフルオーケストラ、、、
それに負けない薬師丸さんの歌唱力、、ホント感動ものです。
この曲は映画の主題歌にもなった楽曲で"呉田軽穂"さんのペンネームであのユーミンが作曲を手がけた楽曲です。(作詞は松本隆さん)
今回、クラシック用に夫の松任谷正隆さんが編曲をされています。
ユーミンは多くのアーティストに楽曲を提供されていますが、この曲が「他の人に提供した曲の中でベスト1」と公言されています。
"あなたを・もっと・知りたくて"、"セーラー服と機関銃"、"探偵物語"、"ステキな恋の忘れ方"、"元気を出して"など往年のヒット曲が続きます。
彼女の音域の広い歌声、特に高音の伸びやかな歌声が大にお気に入りです。
武部さんは"天から降り注ぐ歌声"とか"鈴を転がす様な声"と形容されています。
6月19日に発売されたニューアルバム「Tree〜時の道標〜」の発表を記念して、今年9月より全国コンサートツアー「薬師丸ひろ子Concert Tour 2024 ~きみとわたしのうた~」の開催が発表されました。
最近の薬師丸さんは精力的に音楽活動にも取り組まれています。
大阪では11月3日と4日のツーデイズ。
アルバムに入っている先行予約券で二日間エントリーしました。
あの歌声がまた聴けると思うと、今から楽しみでなりません。