薩長同盟が締結された地、御花畑屋敷跡を見学した後、寺町通の最北端の地にある上善寺に来ました。
ご本尊として阿弥陀仏坐像が祀られていますが、この阿弥陀仏坐像は、行基作と伝えられており、寛永11年(1634年)嵯峨今林蓮華清浄寺から移されてきたものだそうです。
毎年8月22、23日に行われる六地蔵巡りのひとつとして有名なお寺です。
お寺の歴史は古く、貞観5年(863年)円仁により天台密教の道場として創建されました。
文明年間、春谷盛信が応仁の乱により荒廃した寺域を再興し、後土御門天皇・後柏原天皇 両帝の戒師をつとめ、寺門は大いに興隆しました。
また、後柏原天皇は当寺に行幸されるなどご親交深く、後に万里小路秀房卿の執達により「勅願所不断念佛之道場」の宣旨と「千松山」の勅額を賜り、勅願所として塔頭10院を有する伽藍規模となりました。
特別に観音堂を開扉して頂きました。
(例年は六地蔵巡りの二日間だけ開扉されますが、ご住職のご配慮により開扉して頂きました。)
境内には「鞍馬口地蔵」を祀る六角堂があり、「六地蔵めぐり」の一つとして広く信仰を集めています。
(こちらの地蔵堂も特別に開扉して頂きました。)
明治時代に起こった廃仏毀釈によって、鞍馬街道の入口にある深泥池の畔にあった地蔵菩薩がこの寺に移され、以降通称「鞍馬口地蔵」と呼ばれるようになりました。
10年程前に1日で6箇所を巡りましたが、かなりキツイです。
2日間設定されているのが分かります。
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