水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

屋上菜園22 (H23.9.1~9.30)

2011年10月04日 | 屋外水耕栽培
<台風12号が気がかり>
本日は9月1日で昔からよく言われる210日にあたり今年も台風12号が近畿圏を襲いそうで今朝も朝から時折激しい雨が降っています。強風でネットが飛ばないか心配です。本日の屋上の様子です。


<キャベツは今の所順調>
9月1日 今年初めてトライしたキャベツですが今の所順調に育っています。どの段階から結球してくれるのか不安と楽しみ合い半ばです。

先日定植した白菜も少し大きくなり始めました。

サツマイモもまずまずという状態です。

現在屋上で育てているのはこれ以外には10株ほどの茄子と先日定植した大根・かぶらだけです。

9月2日 朝からかなり強い風が吹いていますので保冷箱にかけていた防虫ネットは取り外しました。
8月25日に播種した九条ねぎが発芽してきたので30株ほど定植する。九条ねぎも発芽状態が悪く60粒播いて30粒強である。第2回目の白菜の種蒔きを行う。今回は金将2号。

<大阪は台風被害なし>
9月4日 台風12号は四国から岡山に上陸し日本海へ抜けましたが速度が大変遅く紀伊半島を中心に大豪雨となり台風の進路とは別のところで大被害が出ています。幸い大阪は雨も少なく風もそれほど吹かなかったので屋上の菜園も被害がありませんでした。

<なすびも終わりに近づきました>
9月9日 茄子も終りに近づきました。本日も少し収穫しましたが裏面が茶色になっているなすもあります。
 

<大根にかぶら>
先般定植した大根とかぶらの様子です。
 

<キャベツはまだ結球せず>
キャベツはよく成長していますがまだ結球はしておりません。
 

<白菜「金将二号」を定植>
先般定植した白菜「きらぼし65」と今回定植した「金将二号」です。
 

<ブロッコリーを定植>
今年初めてブロッコリーを種蒔きし少し苗が大きくなりましたので本日定植しました。


<白菜とキャベツ>
9月12日 先日四国の友人が訪ねてきてキャベツの結球させるには今の時期にしっかり追肥が必要だとアドバイスを受けたのでトロ舟に液肥を投入。四国では先日の台風で避難勧告は出るし畑では植えつけた大根もキャベツも白菜の苗も流れてしまい大変だったとのこと。


白菜「きらぼし」はかなり大きくなってきました。


<加茂なす・山科なすを撤去>
9月12日 葉に元気がなくなりなすも小ぶりになってきているのでそろそろと思って撤去しました。加茂なすの根はやはり病気になりかけている感じです。山科ナスはしっかり伸びていますが根の色が茶色にないかけています。上手に育てることはなかなか難しいです。
 

残っている10株ほどの「千両二号」はまだ収穫できますがそれでも夏場と違って細身になっています。


■ご訪問者10万人を突破
9月13日 本日で小生のブログへの来訪者数(IP数)がお陰さまで10万人を突破しIP数 100171、PV数 200060になっています。本当に多くの方にご覧いただきそれが励みになって書き続けることができました。有難うございました。水耕栽培をなさる方に少しでもお役に立てばいいのですが水耕栽培を始めて3年目ですがいまだに発芽にも害虫対策にも苦労しています。また夏場は蚊の餌食になっています。室内水耕では光量の関係か徒長に悩まされています。コスト安く環境管理ができる道具がないかといろいろ調べていますがこれもなかなか見つかりません。農業のプロなら常に完璧なものを求められますが中途半端な栽培でも趣味だから許されると思っているようでは進歩がないと自戒しているのですがまだまだシビアさに欠けています。「市販に耐えうる商品作りとコスト」を目標にしていますがまだまだ前途多難です。継続は力なりの言葉を信じて続けていきたいと思いますので今後とも宜しくお願いします。

<大根に害虫侵入か>
9月13日 大根「三太郎」も本葉がでてきて大根らしくなってきましたがよく見ると虫に食われた後のある大根が1本ありました。台風で防虫ネットを外しておりましたのでその隙に侵入したのかもしれません。今から対策を立てておく必要がありそうです。


<さつまいもは順調です。>
サツマイモは屋上の隅を占拠して順調に育っています。10月中旬まで1ヶ月以上もありますので肥料を充分に与えてよいサツマイモのできることを楽しみにしたいと思います。


<聖護院かぶらと聖護院大根>
9月14日 次の定植に向けて聖護院かぶらと聖護院大根の種を播く。葉ものとして葉大根と春菊も種も播きました。
うまく発芽すれば屋上に定植する予定。これ以外にも室内水耕との比較対照でミズナや小松菜も屋上用に播主する必要があります。

9月15日 次回のかぶら・大根用に保冷箱の清掃と肥料の投入などを行う。
9月18日 保冷箱に定植した大根とかぶらです。かなり大きくなってきました。


9月20日 聖護院大根と聖護院かぶらをそれぞれ10株ほど定植しました。葉大根も10数株ですがこれも定植。

<キャベツは栄養不足か>
9月21日 キャベツの中に葉の端が茶色になっているのがあり気になるのでインターネットで調べると「結球部の新葉の先端や周辺が枯死するのはカルシウム不足」と説明がありました。また「ふるい葉の葉肉の部分が淡黄色になるのはマグネシウム不足」とのこと。マグネシウムは大塚1号でカルシウムは2号で補給できますので早速肥料を追加投入しました。根を見る限り根腐病とは思えないのですが「下葉が黄変し、しおれたり枯れたりするのは根こぶ病」とのことなので念のためにオクトクロスをトロ舟に入れておきました。初めてのキャベツ栽培ですの子育て同様何とか育ってくれるまでは気がかりです。
 

9月26日 本日の様子です。かぶらは大きくなり始めていますのでこれからの管理が大切です。大根も同様です。昨年のようにいじり過ぎないように注意が必要です。
 
 

白菜の「金将二号」は順調に育っています。


キャベツは結球仕掛けていますがまだ新葉周辺の茶変は残っています。


サツマイモは屋上のコーナー一杯に葉を茂らせています。


<千葉から来訪あり>
9月29日 千葉からWさんが水耕栽培を見学したいということで来られました。新規事業として植物工場を担当され、すでに自社でオリジナルプラントも立ち上げられておられるので水耕栽培についてはかなり研究されているようですから私の水耕栽培設備を見ても目新しい発見はないのでないかと危惧しましたが全く逆で手作りでやっているから参考になることが多いといってくださいました。
原発事故を受けて食の安全に対する訴求が以前にまして高まっているので植物工場の需要は関東ではかなり高まっていくと予想されているようです。




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室内水耕栽培15  (H23.9.1~9.30 )

2011年10月04日 | 室内水耕栽培
<本日の様子>
9月9日 室内水耕栽培で育てている野菜の状態です。大阪しろ菜・チンゲン菜・レタス・小松菜ですが大阪しろ菜もレタスもかなり徒長気味です。原因は光量不足か。
 


循環型の栽培箱で育てている味美菜・チンゲン菜・京ミズナです。これらは今からです。
 


9月11日 コーナンでチンゲン菜・レタス・サラダ菜の種を購入。早速レタスの種蒔きを行う。
そろそろ涼しくなりかけているので直接ウレタン培地に播きました。
9月13日 サラダ菜の種蒔きを行う。一昨日に播いた球レタスはほぼ70%近くが発芽してきています。やはりウレタン培地の性能の違いか、或いは新しく購入した種であるためか。

<栽培床を改良>
9月16日 トロ舟栽培床を循環式に組み換えトロ舟もPP衣装ケースに変えました。


また野菜が徒長気味なのは光量不足が原因なのかどうかを調べるためにメタルハライドランプを使って野菜の栽培もできるようにセットしました。今回はレタスを定植。光量子量を測ると460ほどあり蛍光灯に比べ約3倍です。
 
蛍光灯の方にもレタスとサラダ菜を定植しました。光量子量は130ほどです。
 

<本日の様子>
本日現在栽培しているのは味美菜・ミズナ・チンゲン菜・大阪しろ菜・小松菜と本日定植したレタス・サラダ菜です。
 
 
 

<栽培設備>
9月18日 金属棚を1台購入しメタルハライドも2台にしました。
これで栽培設備としては蛍光灯の栽培棚が6台、メタルハライドが2台、育苗棚が1台です。すべてを使うと消費電力は蛍光灯320W×6=1920W、メタルハライド320W×2=640W、育苗棚80W×3=240W その他ポンプなどを加えると2kw位になります。1日12時間照射すれ電力代は1ヶ月で約18000円(2kw×12×23×30)300株ほど栽培可能ですので1株あたり電気代は約60円になる計算です。それだけに徒長のない葉のしっかり育った野菜を作らなければ室内水耕栽培はペイしません。
 

<等量交換式水耕栽培用タイマーを製作>
9月20日 養液水耕栽培方式の中に給水と排水を繰り返すことで根の養分吸収と呼吸を交互に行わせて苗を育成していく等量交換水耕栽培という方式があることは前にも記載しましたがタイマーを使って交互にポンプを稼動させて養液の入れ替えをするのですが問題は2台のポンプを同時に正確に動かすことができるタイマースイッチが無いことです。リーベックスの24Hタイマーでは誤差がありすぎて使えません。そこでマイコンを使ってタイマーを作ることを考えたのですがもっと簡単に弊社で扱っているフィッシャーテクニックのインターフェイスボードとリレーを使って100Vの入切を制御できる制御盤を製作しました。通常9Vを使っていますが6Vアダプターを使ってモーター出力電圧を6V以下にしてリレーへの入力に使用するとフィッシャーの簡単なプログラムを使いながら尚且つ出力を制御できます。使用したリレーはオムロンのG3MCです。

時間設定は実際に水中ポンプを動かしながら状況を見て設定しました。(下から上への揚水の場合は13分、上から下への放水の場合は7分で丁度満水状態になりました。)その後インターフェイスにプログラムをダウンロードして稼動させるだけです。
 

感電防止の為に防水には2重3重の対策をしていますが万一に備え制御盤は金属ラックの最上部において栽培床からは離しています。これで等量交換式水耕栽培設備ができました。
 

9月20日 味美菜を少し収穫。レタス・サラダ菜を定植。

<徒長の原因は光源か>
9月21日 9月11日に種蒔きしたレタスは蛍光灯とメタルハライドの両方に定植してほぼ1週間になりますが成長に大きな違いが出ています。やはり蛍光灯の光量子量が不足しているのか蛍光灯で育てているレタスは徒長気味ですがメタルハライドの方は葉も茎もしっかりしています。そこで本日は両者の栽培場所を入れ替えて成長にどのような変化がでるか調べてみます。
 

一昨年の11月に記入しているデーターを見ると「使用蛍光灯はNECのビオルックスA(40W×2灯×2台)で照度および光量子束密度はプランター面で9000~10000ルクス、170μmolです。」とあるのですが現状ではかなり光量子量が落ちています。どの棚で計ってみても90~120μmolですから値としては約半分です。これでは徒長もやむをえませんので蛍光灯と栽培板の距離を短くしたり新しい蛍光灯へ入れ替えを行うなどにより光量子束密度が上がるように工夫したいと思います。

尚蛍光灯の種類についてはNECのビオレックスAとパナソニックを使っていますが購入先のスターライトさんからはNECは赤色が豊富なので定植後の初期育苗期に適していますがその後はパナソニックの蛍光灯の方が優れれいると教えていただいております。(パナソニックの植物育成用蛍光灯は他の光源に比べ「遠赤色光」の比率が抜群に高い。「遠赤色光」は植物の成長に際し、茎の節間の長さや葉の大きさなどに影響を及ぼします。各種の研究結果により、赤色(600~700nm) と 遠赤色光(700~800nm)の比率が小さいほど良いと言われています。この蛍光灯は、赤色(R)/遠赤色光(FR)比率が、1.0 です。自然昼光のR/FR比率が、1.1 と言われており、理論的には自然昼光よりも成長促進効果を上げるものと思われます。また、遠赤色光の割合が多いということは、「エマーソン効果」により光合成速度を上げるという効果をもたらすとのことです。)

手持ちのパナソニックに交換し吊り下げくさりを長くして照射距離を短くして光量子量を測ると130~160位になりました。これでも少ないでしょうが少しは良くなるでしょう。照度は9000~10000ルクスはあります。
 
 

また育苗期間はNECのビオレックスを使用し、その後はパナソニックを使用できるように栽培棚の上下で使用蛍光灯の配置を変えておいて栽培板を入れ替えれるようにしたいと思っています。
いずれにしろ野菜1株あたり80g~100g程度には育てなければ成功とはいえませんので何とか徒長問題からは脱却したいと思っています。

9月24日 メタルハライドのトロ舟も水中ポンプをつけて循環式にしました。またランプの位置も栽培状況にあわせて自由に動かせれるようにしました。


<本日の様子>
9月26日 小松菜・大阪しろ菜・チンゲン菜・ミズナです。10日前と比べるとかなり成長しているのが分かりますがそれでもチンゲン菜とミズナも徒長ぎみでひ弱です。味美菜は収穫済です。
 
 

サラダ菜およびレタスの様子です。
 
徒長気味だったレタスもメタルハライドに移して少ししっかりしてきたように思えますがまだ様子を見ないと分かりません。



 


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