國落LIVE

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夏合宿2010(一日目→二日目)

2010-09-30 01:45:02 | Weblog
夏の終わりをあまりにも強引に突きつけられたようで釈然としない日々にも慣れ、すっかり季節は秋ですね。
自販機にも「あったか~い」がちらほら。
みなさんはどうお過ごしでしょうか。
僕は、元気です。

さて、こんな季節ですから、そろそろ夏合宿の記事を更新する時期ですよね。
あの淡い夏を懐かしむのにピッタリの季節。まさにドンピシャリの季節。
ほんの一月前なのに忘れていることって意外に多いんですよね。
僕はぜんぜん覚えていませんよ。
半分妄想で書いていくつもりなのでご了承ください。


夏合宿2010(08.23~08.26)

☆一日目☆

いつもどおりお昼に千葉駅集合。
が、なんと白雪さんが寝坊により遅刻。
出発の時刻になっても姿を見せず。
これはもうダメだ・・・白雪さんはもうダメだ・・・
一同、諦めて岩井行きの電車に乗り込みました。
そして、発車。
やっぱりダメだった・・・白雪さんはやっぱりダメだった・・・
車内がどこかどんよりとした空気に包まれ、一部で「おつまみでも食いながら固有名詞縛りでしりとりでもやろうぜ!」という言葉がささやかれた頃。
後方車両から一人の女性が移動してきました。
あれれ?まさか・・・あの女子大生くらいのお方は・・・
はッッ!!あなた!!白雪さんではありませんか!!!
白雪さんはダメじゃなかった!!白雪さんはダメじゃなかった!!
さすがは白雪さんです。
まさにエンターテイナー。
きっとわざと奇跡の復活を演出したのです。
やっぱりそういう意外性みたいなものを常日頃から・・・

けっこう謝っていたので許してあげましょう。

岩井に向かう電車で、キャッキャウフフでウノとかトランプとか固有名詞縛りのしりとりとかやればいいものを、ひたすらに落語の練習をする一年生の姿が異様だった。。。

みんなの第二の故郷・岩井到着。
ちなみに、この時点で集まったメンバーは、八雲さん、白雪さん、空男、惑々、孝四朗、皇帝、左手、紙千代、灰烏、ふう、魔王、鈴々。
相変わらず脅威の一年生率ですね。

全員の総意で一度だけ稽古(当たり前ですけどね!)。
その後、海へダッシュ。
海では、左手が白雪さんに海に落とされたり、皇帝がだんだん遠くへ流されていったり、空男がクラゲに刺されたりしました。
それにしても気持ちがよかった!
やっぱり海は五月より九月より八月なのだと思い知らされました。
あとライフセーバーが黒かった。

夕食前、木馬さんが到着。
アリガタヤアリガタヤ。
一緒にお風呂に入らせていただきました。その節は失礼いたしました。

夕食後、買出しをして飲み会!
この日の飲み会は、まず一年生による木馬さんへの自己紹介と日頃のお悩み相談(?)からはじまりました。
みんないろんな悩みを抱えているのものですねぇ・・・
個人的にはふうの悩みが一番面白かったよ!

そして恒例の大喜利大会。
大喜利トランプとやりくり川柳をやりました。
ここでは合宿初参加の左手の意外な才能を垣間見ることができました。
というか、このときの記憶がゴルバチョフくらいしかない。

アシダカさん登場。
アシダカさん退散。


☆二日目☆

朝稽古。
眠い・・・辛い・・・痒い・・・

朝食後、また稽古。
この日は一年生の高座稽古の日なので一年生は少しだけ緊張した面持ちでした。
でも去年の自分に比べたら随分と肝が据わっているもんです。
積極的に木馬さんに質問をしに行ったり、とてもまじめな一年生ばかり。
彼らの涙ぐましい努力には感服せざるを得ませんね。
もう一年生だけで八福人の会とかやったらいいんですよ。前座ならいくらでも僕がやりますよ。

お昼前、木馬さんが帰宅。
お忙しい平日にわざわざお越しくださいましてありがとうございました!
またお暇がございましたらいつでも部会にお越しください!
というか、もう僕らの顧問になってください!

それと入れ違いに鏡月が到着。
学部の活動などで鏡月は随分と忙しいようで、鏡月を見るのは久しぶり・・・

きょうげ・・・あれ?


なんか・・・


一回りなってね・・・?

ここでなぜか元高校球児でおなじみの左手が鏡月に宣戦布告。
押し相撲対決が勃発。

しかし、勝負は一瞬であった。





稽古場には左手の悲鳴だけがけたたましく鳴り響いたのであった。

Fin



さて、

昼食後!
ついに一年生の高座稽古のはじまりはじまり~。
ちなみに順番とネタは以下のとおり。

鈴々『出来心』
魔王『元犬』
ふう『手紙無筆』
灰烏『桃太郎』
孝四朗『疝気の虫』
左手『二人癖』
~~~~~~~~~~~~
※時間の関係で翌日の最初にまわされることに
紙千代『雑俳』
皇帝『ざる屋』

一年生の二つ目のネタといったら、はじめて自分で選んだネタなわけですから、それはもうチョイスミスをするに決まっているんですよ。
動画も観ずに音声だけ聴いて反対俥やっちゃったりするもんなんですよ。
で、もうこのネタ一生やんねーってなるわけですよ。
ところがどっこい。
今年の一年生はどうかといったら、みんなしっかり自分に合ったネタを選んで来るんですよね。
もう自分の色みたいなものがネタの中に反映されていたりするわけで。
それでもってみんな練習熱心でしょ?
そんなもの、脅威を抱かずにいられますか?いられませんよね。
もうほんと、僕にとっては全員ライバルですから!
だから、僕に所作とかのことを聞かれても嘘を教える可能性が無きにしも非ずなので、そこはご了承くだされ。

一年生は明日にまわされた二人を除いて高座稽古終了。
二人を除いてみんな開放感に満ち溢れているようでした。
いろいろと課題が見えたような、でもすっきりしたような、そんな高座稽古終了後の独特の顔をしていました。二人を除いて。
二人をのぞい・・・二人は明日ファイトだよ!

夕食後、買出しに行って飲み会!
この日は、ローソクを買ってきてこわいはなし合戦。
電気を消してローソクだけ灯してみんなでこわいはなしをしました。
まさに合宿って感じですね!
それにしても、八雲さんのはなしはこわかった。
だいたい2ちゃんかどこかのコピペなんだろうけど、話し方がうまいからこわさ倍増。
入れた入れた入れた入れた入れた
おかげで魔王の顔が真っ白になっていました。
でも一番びっくりしたのは廊下から聞こえた鈴々の悲鳴だったりして。

その後、なぜかみんなで夜の海へ。
広い海、きれいなお月様、静かな波の音・・・
こんなロマンティックなロケーションの中、二、三年生はこう思っていたに違いない。


「明日の高座稽古をなんとか中止にできないかな・・・」




おやすみー。


【ツヅク】