國落LIVE

國學院大學落語研究会の活動情報などです

『若木寄席』のお知らせ

2010-10-25 14:26:44 | Weblog
11月1日、2日、3日、
國學院大學渋谷キャンパスでは若木祭という大学祭があるわけですが・・・
でも正直学祭って行っても人はたくさんいるわ、歩き疲れるわで、もう嫌になってしまいますよね。ええ、そういうもんです。
だからといってそんな都合よくベンチなんかが開いているわけもなく・・・
ところが奥さん!若木祭には、そんなときにうってつけの場所があるんですよ!
ちょいと一号館の三階、1304教室に足を向けてみてください。
そこではオチケンという団体が、朝から晩まで、しっとだうんこめでぃというアメリカで今大ブレイク中のコメディをひたすらに研究しています。
もちのろん、入退場自由。そして無料。
少しうるさいかもしれませんが、席はたくさん余っていますし、たまに弦楽器がかき鳴らせれたりしますし、なかなか休憩にはいいのではないかと・・・




『若木寄席』

日時:11月1日から3日の三日間、10時から17時までノンストップ
場所:國學院大学渋谷キャンパス1304教室(一号館三階)
入場無料
入退場自由

最終日には二年生による真打襲名披露と四年生の隠居告別式あります!
そのほかにもイベントもりだくさん!
ぜひ、おこしくださいませ!

※さらにくわしい情報は、随時更新していきます。

第三十九回 七福人の会

2010-10-19 00:33:27 | Weblog
どうも、演習発表が終わってだいぶ気持ちが楽になったでおなじみの惑々です。
もうすぐ学祭ですね。
学祭・・・
あああネタ覚えなきゃ


さて、今回は十月十日に開催した七福人の会の様子をお伝えいたしますよ。
場所は浅草ことぶ季亭。
春にやった若女寄席と同じ会場でした。
少し小さいですが、管理人の方も優しいし、いろいろときれいだし、備え付けの太鼓あるしで、とにかく素敵な会場なので、今後の國學院大學落語研究会の御用達となっていくこと請け合い。
今後もよーく名前が出てくるはずなので、今のうちにチェックしておきましょう!

ビシッとスーツを着て会議室6集合。
しかし空調の効かない密室にスーツなどお門違い。
暑くて死にそうでどうしようもなかったので、開耶さんとたまとこち亀の安定感について語らいました。
斬パク刀!斬パク刀!

歩くのもしんどいということで、渋谷駅までバスで移動。
170円で命拾いしたと思えば安いもんです。

午後五時前、会場入り。
相変わらず親切な管理人さん。
もうすでに客席の準備がされていました。
ありがとうございます。

各自準備。あっという間に開場時間。
そして一番太鼓、二番太鼓・・・開演。

若布寄席のときもそうでしたが、なんとまあ予想以上のお客さんの入りでした。
途中席が足りなくなり、急遽椅子を追加するハプニングあり。
結局立ち見的なものもでたのかな・・・?
お膝送りとか一切必要のないくらいの超満員になりました。
しかもそのお客さんが皆さん温かい!
笑ってくれるんです。
あんなにいいお客さんはなかなかめぐり会えないですよ。
これだからことぶ季亭はやめられない!

開口一番、矢絣亭灰烏。ネタは『桃太郎』でした。
彼女はほかの一年生よりもすこし遅れて入ってきたので、新人顔見世までに間に合わず、なんと今回が初舞台。しかも初舞台にして前座という大役を任されものすごく大変だったはずですが、ネタも前座の仕事もしっかりとこなしていました。すばらしい!お疲れ様です。

幹部三人による口上。三人の軽快なべしゃりが光っていました。尊敬します。

ようじ家紙千代。ネタは『雑俳』でした。
ホント最初の太鼓はごめんなさい。もうしません。ごめんなさい。ごめんなさい。しかし、そんなハプニングにも動じず、しっかりとネタに入っていました。よかったよかった。ネタの出来のほうも、かぐやさんが「やっぱりうちのスピリットは脈々と受け継がれているんやなぁ~」と、しみじみと言っていたそうなので、相当な出来だったのだろうとお察しいたします。お疲れ様です。

三家たま。ネタは『厩火事』でした。
ここで二年生の登場。やっぱり貫禄がありますね。僕としては、たまは『後生鰻』とか『がまの油』とかそこらへんのイメージが強かったので、おかみさんが出てくるネタをやる想像ができなかったのですが、そこはやっぱり天下のたまさんですもの。ソツ無くこなしますわな、そりゃあ。ええ、お疲れ様です、ええ。

彩娘楼鈴々。ネタは『出来心』でした。
一回目と二回目の高座稽古で、今回一番の進化を遂げたお人。前座噺に分類されるとはいえ、なかなか難しいネタですからね、『出来心』。あの八雲さんに「もうやりたくない」と言わせたネタですからね、『出来心』。それをよくあそこまで消化しました。第一声が「しかしまあ」なのも見所のひとつか。とにかくお疲れ様です。

仲トリ、三優亭周朝(古文堂八雲)。ネタは『化け物使い』でした。
八雲さんがもう去年あたりからやりたいと言っていた『化け物使い』。思い入れが強い分、自分のハードルはなかなか高いようで、終わった後に何度と無く戒めていました。でもそれより火曜日の演習発表まで寝ないとかなんとか言っていたほうが気がかりです。生きていますか?いろんな意味をこめて、お疲れ様です。

おなーかーいりー
やっちまったー
ごめんなさいー

さて、仲入り後、舞蘭亭皇帝。ネタは『ざる屋』でした。
爆発していました。ご両親が最前列で見ている中で絶好調でした。やっぱりもともと意気が良いしゃべり口ですから、乗ると強いです。彼は落語が好きで、いろんなネタを知っていますから、自分に合ったネタを見つけてくるのは造作も無いことだったのかもしれませんが、本当に良いネタを選んだと思います。いやー、さすがに冗談抜きでライバル心を抱きました。お疲れ様です。

麻婆堂ふう。ネタは『手紙無筆』でした。
なんという落ち着きよう・・・。やっぱり前の人がうけた後って、そのテンションに合わせちゃって自分を見失って空回りすることがよくあるのですが、彼女にはそんなもの微塵もなく、とにかく落ち着いてやっていました。会場が温まっていたのも相まって、笑いどころのレスポンスが凄まじかった。最高のトリ前でした。お疲れ様です。

さあ、そして本日のトリ、人形亭紅衣(木花亭開耶)。ネタは『愛宕山』でした。
出番前、ずいぶんと緊張しているようでした。ちょいちょい帰りたがっていました。しかし、出てみるとさすがは開耶さん。まくらから爆笑の渦。気がつけばサゲのときにちょっとした歓声が上がるというすばらしい高座になっていました。開耶さんは、夏休みから七福人にかけて非常に忙しく、なかなか部会にすら顔を出せず、高座稽古も本番の前日に終えるという苦しい状態でした。しかし、それをはねのけるようなトリを僕らに見せつけてくれました。ここぞというときにすばらしい卍解でした。お疲れ様です。久保先生にもお礼状を出されましたか?

ありがとーございーましたー


受付にて、お客さんに聞かれました。
「この会は毎年ここでやってるの?」
僕は答えました。
「毎年ここではないです。今回はことぶ季亭で、ということで」
とっさのことで言えませんでしたが、いまここでつけ加えさせてください。
「来年もここでやります。ぜひまたお越しください」






あ、もちろん予約が取れなかったらやりませんよ。
いや、念のため。
さて、お次はとうとう学祭。
どういうことになるやらわかりませんが、乞うご期待ということで。

第七回 百神落語会

2010-10-12 16:12:31 | Weblog
時は平成二十二年九月二十二日。
僕たち国学院大学落語研究会は、東京農工大学落語研究会さんと合同で『第七回 百神落語会』という落語会を開きました。
お越しくださった皆さんは本当にありがとうございました。
平日にもかかわらず、たくさんのご来場をいただきました。
かさねて御礼申し上げます。

さて、すっかり毎年恒例となった百神落語会。
他大競演会ということで、いつもとはまた違った緊張感がありました。


移動中、必死にネタをさらう演者たち。

会場は浅草木馬亭。
プロも度々利用する老舗の寄席です。
下座の軋む床が歴史の重みとしてのしかかり、緊張感を際立たせます。

他大競演会の目的は、他の大学との交流も兼ねています。
国学院も農工大も一緒に楽屋に入り、一緒に準備をし、一緒に呼び込みをし、一緒の高座に上ります。
今回の会で、ずいぶんとお互い仲良くなれたのではないかと感じます。
それだけでも大成功です。

もちろん、会自体も大変盛り上がりました。
演者の落語はもちろんのこと、中喜利もその盛り上がりの原動力になっていたと思います。
あんなドラマティックな中喜利(大喜利)を僕は今までみたことがない!
そういった意味においても、今回の会は大成功だったのではないでしょうか。

他大競演会は他の大学との交流を図るだけにとどまりません。
やりきった後、不思議と自分たちの結束も強まるのです。


なんだこの家族写真っぽい感じ。

会に向けて、みんなそれぞれたくさんの苦労をしたでしょう。
しかし、それは会場のお客さんの笑顔と拍手、そして打ち上げの旨い一杯によって報われます。


また来年も旨い一杯を。

『第三十九回 七福人の会』のお知らせ

2010-10-10 00:00:00 | Weblog
秋ですね!
さて、秋ということで落語会なんてどうですか!?


『第三十九回 七福人の会』
日時:10月10日(日)
開場 17時30分
開演 17時45分
入場無料
入退場自由
場所:浅草ことぶ季亭 (銀座線田原町駅 徒歩3分)

演者★演目

矢絣亭 灰烏    桃太郎
~口上~
ようじ家 紙千代  雑俳
三家 たま     厩火事
彩娘楼 鈴々    出来心
三優亭 周朝    化け物使い
~仲入り~
舞蘭亭 皇帝    ざる屋
麻婆堂 ふう    手紙無筆
人形亭 紅衣    愛宕山


もう『七福人の会』と銘打って、今回で三十九回目になるんですね。
伝統のある会です。
演者だけでなく下座や裏方も全員で力をあわせてより楽しい落語会になるようにがんばります!
ぜひとも足をお運びください!
お待ちしております!

夏合宿2010(三日目→四日目)

2010-10-01 10:43:01 | Weblog
☆三日目☆

朝稽古。
吐きそう・・・しんどい・・・死にたい・・・

朝食後、また稽古。
この日は前日にできなかった紙千代、皇帝と二、三年生の高座稽古。
それでも高座稽古をする人数は前日と一緒という不思議。

合宿三日目は疲労のピークということで、あちこちで死体がゴロゴロ出てきます。



1、2、3体目


4体目


5体目


お昼前、いつの間にか八雲さんが帰宅していました。
もっと堂々と帰ったらいいのに。。。
どこまでも謙虚なお人です。
僕らの部屋には、八雲さんの食べかけのチョコフレークがただ寂しげに置いてあるだけでした。

昼食はカレーでした。
カレーを食べると爆発する白雪さんはひたすら納豆をもぐもぐ食していました。
カレーはとてもおいしかったです。

昼食後、一年生二人の高座稽古。
予想をはるかに超えた出来で先輩たちを追い詰めていました。
罪なやつらです。

そして、二、三年生の高座稽古。
前日に中止にできなかったことをどれだけ悔やんだことか。
中止にして日が暮れるまで浜辺でだるまさんが転んだでもやることにすればよかったと。
しかしもう遅い。
高座稽古という名のRomanticが止まらない。


二、三年生の高座稽古、ネタと順番は以下。

惑々『夏泥』
空男『へっつい幽霊』
鏡月『鈴ふり』
白雪『夢の酒』


この間の記憶がない・・・
何回もトイレに行った記憶しかない・・・
きっと全員が馬鹿うけで直すところもないようなすばらしい出来だったんでしょう!ね!そうだよね!

さぁて、何はともあれ全員の高座稽古終了!
みんなァ!はしゃぐぞ!!
夕飯食べて買出し行ってトランプして、、、

空男が持ってきた花火で海辺の花火大会をやりました。
驚いたのは、なんといっても空男の手際のよさ。
家の近くの花火の専門店(?)に行って買ってきたんだとか。
用意や片付けはもちろんのこと、どの種類の花火をどこではじめるかというペース配分のようなものまでしっかり考えられていました。
派手なやつを一気にぶっぱなしてフィナーレかと思わせておいてから、大きな花火を一発ドーンと打ち上げるという演出には度肝を抜かれました。
空男の花火に対する情熱が伝わってくるようでした。


空男「ほォら!お次はこの花火だぞゥ!!」
孝四朗「あっつ!!ちょ!!空男さん熱いっす!!!」
白雪「あなたが熱いのは花火の熱?それとも空男の情熱かしら・・・ふふ」


左手「はっっ間違えて花火を口にくわえてしまった!!!」


花火から帰って、お次は飲み会。
この日の飲み会は大喜利や怖い話などもなく、みんな思い思いに飲んだり騒いだりチーカマをろうそくの火であぶったりして楽しんでいました。
何せ最後の夜だもの。


なんだ、ただの貞子か。


いい時間になり、部屋に帰るものもちらほら出だした頃、突如として将棋の駒でドミノをすることに。
異常なほどのチームワークと一体感により、なかなか大規模なドミノが完成。


どうでしょう。

さーて、緊張の瞬間。
ちゃんとドミノは倒れるかしら!?



押すよー



あっっ


案外すぐ止まりましたね。
あんなに早く失敗するもんなんですね、ドミノって。
ほとんど自分たちの指で倒したんじゃないかってくらいグダグダだったけれど、最後まで倒れたので良しってことで。

その後は、どんどんと脱落者が出る中で、生存者でオセロをやったり、トランプをやったり、皇帝の「ドラえもんは落語である」説を聞いたりして過ごしていました。
いつの間にやら夜が明けていました。


☆四日目☆


まあこうなりますわな。

そんなこんなで今回も楽しい合宿になりました。
次回の合宿はもう幹部交代していて、新しく迎えた一年生の高座名を考えたりするんだなーと思うと感慨深いものがあります。
今から不安が尽きませんが・・・
いや、でもきっと隠居になってもお越しくださる方がたくさんいるはずですもんね。
今から来年のゴールデンウィークは予定を空けておいてください!




この後、北海道で合宿五日目があったとかなかったとか・・・
真相は闇の中。