4月12日水曜日、晴れ。久しぶりに、一番好きなジョグコース、那珂川町の中之島公園往復31km。春は、桜、秋は彼岸花が美しい。この2日間の風雨で散る桜となっている。が、春は、今からが盛りなのだろう。
那珂川の川面には、花筏。公園は、花びらを敷き詰めて。田んぼには、蓮華草。
花筏の流れていく先(写真の奥の方に写っている所)は、「一の堰手(いちのいで)」と言い、古代に開削された灌漑水路「裂田の溝(さくたのうなで)」の取り入れ口という。「日本書紀」に記述が有るとのこと。日本列島いたるところ、人の手の入っていない土地は無いというが、「裂田の溝」は、現在も滔々と流れ、台地を潤している。ここで、カワセミに遭ったことが有る。(詳しくは、「地形からみた歴史」講談社学術文庫2143を参照してください。)
「萩往還」まで、ひと月足らずとなった。ふとしたことから、ウルトラマラソンの世界に足を踏み入れてしまったが、おかげで、松尾芭蕉の文章が、食い入って迫るようになった気がする。
”旅の具多きは道ざはりなりと、物皆払い捨てたれども、、、、、、昼げなんど、物に包みて、後ろに背負たれば、いとど、すねよはく力なき身の、後ざまにひかふるようにて、道猶すすまず。ただ物うき事のみ多し。”
芭蕉「笈の小文」です。
ウルトラランナーには、解説不要でしょう。
ところで、私の「萩往還200行程表」を作ってみました。このくらいの速度で、とか、この時刻にはここまで、とか思案していると、どうしても、出来もしない願望ばかりの表ができてしまった。幸か不幸か、全コースを試走したので、この辺りはこのくらい時間がかかるよな、とか、ここは絶対に走りきらんな、とか、修正してみると、18時をオーバーしました。最後は、10分前ゴールからの割戻です。「いい年してなんでこんなことやってるんだろうなあ!」路上で夜明けを迎えると、必ず、そう後悔します。
なお、緑の数字は、熊本てれっと上野さんによる「ギリタイム」です。今年も、セミナーでお話が有るでしょう。有難うございます。
那珂川の川面には、花筏。公園は、花びらを敷き詰めて。田んぼには、蓮華草。
花筏の流れていく先(写真の奥の方に写っている所)は、「一の堰手(いちのいで)」と言い、古代に開削された灌漑水路「裂田の溝(さくたのうなで)」の取り入れ口という。「日本書紀」に記述が有るとのこと。日本列島いたるところ、人の手の入っていない土地は無いというが、「裂田の溝」は、現在も滔々と流れ、台地を潤している。ここで、カワセミに遭ったことが有る。(詳しくは、「地形からみた歴史」講談社学術文庫2143を参照してください。)
「萩往還」まで、ひと月足らずとなった。ふとしたことから、ウルトラマラソンの世界に足を踏み入れてしまったが、おかげで、松尾芭蕉の文章が、食い入って迫るようになった気がする。
”旅の具多きは道ざはりなりと、物皆払い捨てたれども、、、、、、昼げなんど、物に包みて、後ろに背負たれば、いとど、すねよはく力なき身の、後ざまにひかふるようにて、道猶すすまず。ただ物うき事のみ多し。”
芭蕉「笈の小文」です。
ウルトラランナーには、解説不要でしょう。
ところで、私の「萩往還200行程表」を作ってみました。このくらいの速度で、とか、この時刻にはここまで、とか思案していると、どうしても、出来もしない願望ばかりの表ができてしまった。幸か不幸か、全コースを試走したので、この辺りはこのくらい時間がかかるよな、とか、ここは絶対に走りきらんな、とか、修正してみると、18時をオーバーしました。最後は、10分前ゴールからの割戻です。「いい年してなんでこんなことやってるんだろうなあ!」路上で夜明けを迎えると、必ず、そう後悔します。
なお、緑の数字は、熊本てれっと上野さんによる「ギリタイム」です。今年も、セミナーでお話が有るでしょう。有難うございます。