横澤 彪著 新講社 P60より引用
ISBN4-915872-67-X ¥1238+税
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「人と会うときは「お赤飯」を届ける気
持ちになろう。
いいことがあったら人と会おうという
のは、自分の楽しさをいろいろな人に分
けてしまおうということだ。
世の中にはそう考えない人もいる。楽し
みは自分だけでニンマリと味わい尽くそ
うとする人だ。愉悦は密やかなほうが長
持ちするという考え方だ。(中略)
いいことがあれば昔の人は赤飯を炊いた
り、餅をついたりした。子供が生まれた
とか、長女の婚約が無事に整ったとか、
まあ家庭内のいいことは赤飯や餅になっ
てご近所に配られた。(中略)
ぼく自身を振り返ってみると、人と会う
のが楽しみなときの自分はなかなかいい
やつだと思っている。バカで単純でお人
好しになっている自分に気づくと、結構
嬉しくなるものなのだ。
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▼楽しみは自分だけという人もまれには
いますね。ところで私はなにかいいこと
があると一生懸命ケーキをつくって会社
の皆さんにお配りしました。それが習慣
化してことがなくてもつくってしまう、
癖がつきまして、ケーキだったり、うい
ろう、パウンドケーキだったりおぜんざ
いだったり何時の間にか随分とレパート
リーが増えました。どちらもハッピーな
気分になれて嬉しいかぎりです。昨年は
辞めてからも持っていきましたね。これ
は続きそうです。