中日新聞 2010年12月21日 20面より引用
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「たかが手荒れと思われますが、何
軒も医療機関を回って治らずに大学
病院を受診する人もいます。すきっ
と治すのは、結構難しいです」と名
古屋市立大大学院皮膚科の森田明理
教授は話す。(略)
冬になり、乾燥して、角質の水分が
抜けたり、油分が取れたりすると、
角質がはがれていく。本来のバリア
ー機能が衰えて、刺激に弱くなるた
め、炎症などの障害を起こす。かゆ
いか痛いかは、個人差がある。(略)
治療の基本は生活の改善。まずは洗
剤類には直接触れない。使う際は必
ず布手袋の上からゴム手袋をする。
古い手袋の硬くなったゴムが刺激に
なることもあるので気を付ける。
次にこまめにハンドクリームを塗り
油分を補う。手荒れがひどいと、手
洗いも避ける人もいるが、雑菌が感
染し、悪化しやすい。(略)
痛い部分にばんそうこうを貼る人も
いるが、消毒薬が刺激になったり、
蒸れて角質の機能が壊れやすくなり
逆効果だ。(略)
寝る際に布手袋をするのも皮膚の安
静を保てるのでお勧めだ。
(野村由美子)
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▼毎年のことですが、今の時期にな
ると指の先がぱっくりと割れます。
この間も本屋さんのドアノブに触れ
るか触れないうちにバチッときて静
電気が走りました。これが原因では
ないかと私は思っているのですが、
いわゆる「かまいたち」ですね。一
瞬のことですのでよくわからないの
ですが、時期的にぴったりなのです。
日頃は洗いものもゴム手袋をしてい
るので、あかぎれになるはずもない
と思います。↑を見ると布手袋の上
にゴム手袋をするとあり、ゴムが刺
激になることもあるのですね。
気を付けよう。寝るときの布手袋も
効果があるんですね。
こめぞう