エンドウを栽培しているが、この時期、必須作業となるのが「増し締め」である。エンドウの増し締め、などと言う表現技法を使うのかと問われれば、少数派である事は否めないだろう。他に適切な用語が見つからず、子狸は使い続けている。まあそれはともかくとして、意味するところはご理解いただけるかと。ご存じだろうがエンドウは成長に伴い、上にも横にも伸びてくる。上への伸びは自然現象だが、横への伸びは歓迎しがたい。押さえ込む作業が要求される次第。
我々は白いビニールテープを使っている。テープで以て押さえ込み、横への伸張を防止する手法だ。画像でご覧戴いた方が早いかと思う。エンドウが薄くスマートに押さえ込まれているでしょう。こうしないと横の通路が通行不能ともなりかねず、収穫にも響いてくるのだ。
エンドウは数十センチの茎高で冬越ししているが、この1ヶ月ほどで2メートル近くまで成長する。いわば急伸期で、当然ながら上にも横にも伸びてくる。従って、エンドウの増し締めなる作業も頻繁とならざるを得ず、1ヶ月ほどの短期決戦だ。白いビニールテープがどんどん減っていくのは致し方ないかと。多めに準備しておくべきだろう。
例の「百姓候補生」氏も作業に取り組んでる模様だ。準備した白いテープが次々と繰り出されていく。この時期特有の作業風景なのだ。若しもやらなかったら・・・・・・一度お試しあれ。通行不能となって慌てふためく姿が予測できるかと。3月から4月に掛けての短期決戦、しばらくの繁忙期なのでヒモ引きで楽しむのも一興かなと。