農作業に「草刈り」は付き物である。むしろ前提条件と言った方が望ましいのかも。作物の育成とは、雑草と耕作物との地下栄養物の争奪戦・・・・・であるから、競争が厳しいのはある意味当然でしょう。かくして、農作業=草刈り、の図式が発生し、せっせと作業に励むことに。道具は主として「刈払機」と「手鎌」の2種類だ。用途によって使い分けるのだが、面の雑草は刈払機で、作物の合間や支障物の横は手鎌でと、分けて使っている。いわば刈払機と手鎌とは農家の必需品、必ず備えなければならない道具類だ。最低1台ないし1振りが入用で、中には数台や数振り備えている御仁も。
子狸も2台の刈払機を保有しているが、不調が続いている。長期間修理に励んできたが、能力が及ばず諦め気味、新たな1台を入手した。エンジンは23cc、使い勝手の良いサイズだ。20ccではパワー不足気味、25cc以上では力強いが重い・・・・・の中間線で、子狸的には最適な用具かとも。メーカーや機種は好き好きで、お好みの品を。
さて作業の草刈りだが、まずもって刈払機を使っての面の作業から始める。大きな部分から片付けた方が達成は早いかと。畦道から始めるのが通例だが、長老との接点は既に綺麗に刈り取られていた。作業する姿は見えなかったが、何時の間にか草刈りに及んだ模様だ。彼も草刈り名人の類いで、頻繁に刈払機を振り回している。作業の丁寧さが特徴で、部分的な刈り残し等も見られ無い。大胆且つ繊細な作業風景な模様だ。画像で十分ご理解いただけるかと。
子狸の刈払機も新しいだけあってか極めて順調、エンジンも軽快に回ってくれる。年々エンジン音も静かになってる模様で、2サイクルといえど激しい音は無い。新型機の特徴でもあるようだ。エンジン音の響きようで各位の作業状況を把握していたが、新型機の導入でそれも困難となるかも。寂しくもアリ・・・・・・でしょうか。
1時間ほど掛けて周囲の雑草を刈り取ってしまった。子狸の耕地回りだけだから、それほどの面積では無い。無論、細部にわたる部分は手鎌を使ってこれからの作業だ。手鎌は両刃式の厚手の鎌を使っている。安くて薄い鎌は、新しい間は良いがすぐにダメになってしまうようだ。ある程度のコストは必要かなと。
斯くして「草刈り作業」は日々続いていくのだが、刈り取った跡地は何とも清々しく思えてくるものだ。主婦の方々が毎日掃除をされる心境と同様なのかも。かく言うと、掃除は主婦のみの仕事に非ず・・・・・・との非難がわき起こるのかも、ですね。