「ネギ坊主」・・・ってご存じだろうか。街中で生活してる分には遭遇する機会も無いだろうが、畑の界隈を散策すると時に巡り会うことも。画像でご覧戴く方が早いかと思うが、正に画像のとおりの状況です。少し説明すると、ネギを栽培して一定の低温期間を経過し、その後の高温を迎えると「とう立ち」する現象である。子孫を残そうとして小さな花を咲かせ、蕾を作り上げる。画像の状態がまさに「ネギ坊主」そのものです。栽培主は例の若き挑戦者O氏だ。彼に種子の「自家採取」かと問うてみたら、何と収穫が遅れただけの話とか。
品目は下仁田ネギ、栽培に1年半程も掛かる難儀な野菜だ。長期間尽力を重ねてきたのに、収穫遅れとは・・・・・・・何とも困った御仁だ。元々は出荷を狙った模様だが、タイミングがうまくいかなかったのだろう。もったいない話だ。ネギ坊主をどうするのかと聞けば、食用にするとかの話だが、一寸どうかなと。ネギ坊主が発生すると茎等は固くなってしまう。食用には向かないかと思うが、無理はしない方が良いのかと。「もったいない精神」は尊重すべきだが、何事にも潮時というものが存在する。俗に言う適齢期と同意だ。
彼も他の若い衆と同様、独身生活を謳歌してるようだが、黄昏時の到来は速い。タイミングを見誤らないように留意しないと、孤独死の生活が到来するかも・・・・・・ですね。奮起を期待したいと願ってます。
話が横道に逸れました。ネギ坊主の蕾ですが、若い間だとテンプラや酢味噌或いは炒め物などで賞味可能だとか。実際に食したことはありませんが、調理が堪能な方であれば挑戦されるのも一興かと。大量に残ったネギ坊主軍団、もったいない精神を発露して食卓に乗せるのも結構ですが、無理は禁物。九条ネギ等であれば、3ヶ月~4ヶ月もあれば収穫可能です。栽培品目を変更してみるのも一つの選択かも知れませんね、次なる挑戦に期待しましょう。
それにしてもネギ坊主軍団、食用にはどうかなの状況ですが、花と捉えれば結構な光景かも。被写体としても珍重すべき対象かも知れませんね。あまり遭遇出来ない光景です、存在する間は楽しませてもらおうかなと。