木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

その後のリュウゼツラン(2)

2023年08月12日 05時05分11秒 | 余話

数十年に一度しか花が咲かない「リュウゼツラン」という植物が存在するようだ。名前も存在も知らなかったが、不思議な事に近在に所在し、しかも開花中との情報を入手した。滅多に無い幸運なので、追っかけて見ることにした。途中経過の報告である。件の植物は何とも不思議な形態で、リュウゼツランという名称ながらどう足掻いてもランには見えない。画像でもお解りのように、アロエに近い形状かな。中心部から8メートルほどの花茎が伸び、途中枝分かれしてバナナの房のような花を付けるようだ。

これまでの経過を時系列で追ってみよう。

  ①7/23 知人から開花の情報等を入手

  ②7/24 1回目の訪問 全部の枝に花の準備が出来て蕾の状態

  ③7/30 2回目の訪問 一番下から2~3段の花が開花中

  ④8/11 3回目の訪問 中央部付近が開花中 ③の花は萎れていた

現在は上記のように花茎の中央部付近の花が開花中で、下部は萎れて枯れ果て中の模様だ。全部が同時に咲くのでは無く、下から順番に時間を追って咲きだすようだ。結構、ゆっくりした時の経過である。花は蕾の上に数センチの大きさで咲くようで、色は黄色だ。通常、想像するような綺麗な花の状態では無い。どちらかというとイメージ的にはサボテンを連想するかな。ただ上述したように、30年から50年に一度しか開花しないようで、チャンスに恵まれた幸運には感謝したく、しばらく経過を追ってみようと思っている。噂を聞きつけたのか多くの方が来訪されるようで、大半は場所の取り合いとも為ってくる。狭い住宅地の道路、車で訪問されるならご注意を。

リュウゼツランは何とも不思議な花である。何処から見ても花とは言い難く、どちらかというと樹木に近い印象だ。根本付近はアロエに似た葉が生い茂り、中央部に直径十数センチもある花茎が伸び、樹木の呈をしている。花茎の途中から枝分かれし、その枝先に花が付くのは上述のとおりだ。バナナをイメージされたら現況に近いかとも。

花は小粒の黄色い存在で、花特有の綺麗さや艶やかさとは少々縁遠いようだ。各種の花園に咲き誇る花々をイメージして訪問されたら失望されるかも。あくまでも数十年に一度との、偶然の遭遇に期待すべき存在なのかも知れません。次に出会えるチャンスは、子狸にはほぼ無いでしょうから。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする