木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ツル返しの完了

2023年08月25日 05時38分26秒 | 耕作放棄地

二日掛かりの作業が終了しました。暑苦しく湿気の高い二日だったが、環境にめげず作業を乗り切りました。作業そのものはそうたいした分量でも無いのだが、この蒸し暑い条件下、少々厳しい側面は否めない。途中、リタイアしなかっただけでも良しとしよう。サツマイモにとっても最低限度の条件確保は出来たのだ。それにしても暑かった、したたる汗に悩まされながら、ヤブをかき分けながらの農作業、物好きにも程がある・・・・・・・・そう苦笑せざるを得ないようだ。

作業結果は画像でご確認戴きたいが、雑草が除去されスッキリした環境へと変貌してるでしょう。当初のサツマイモ畑は藪の中、前回画像の上から三段目がそうでした。予測したように、サツマイモは多くが遠征先で根を張っていました。ツル長が1メートル近くにも成長してるのだから、ある意味当然でしょうが、5~6センチにも為るような根でした。セオリーどおりツルを引っ張って根を剥がし、引っ繰り返して地面から遠ざけます。幸いにして、ツルを切断するようなヘマも無く、無事に完了。

これが放置したままだと栄養分が新たな根の部分でストップし、源のイモの肥大化が阻害されます。早い話が大きなイモは望め無いのです。栽培中、出来れば2~3度はツル返しを実施するのがよろしいのでしょうが、多くは1回実施がやっとこさ。今回も多分これっきりでしょう。早ければ来月末には収穫時期の到来、もう1回の実施は困難な模様ですね。

汗みどろに苦しめながらも、作業が終わったサツマイモ畑を眺めていると、不思議な充足感に満たされます。やりきった満足感でしょうか。サツマイモのツルも嬉しそうな印象に見え、体一杯の太陽光線を喜んで受け止めているようでした。人間には邪魔とも思える日射ですが、サツマイモにとっては必要不可欠な環境、ヤブを払われて満足な気分なんでしょう。余すところ1ヶ月程度、十分な太陽光線下で大いに成長して欲しいものです。サツマイモにとっては暑い時期ほどよろしいのだとか、救荒作物とも言われる所以でしょう。

待ち望むのは噂の大阪マダムのみでは無いようです。子ども達の嬌声と賑やかな動静が響き渡るのも間もなく、農園も行楽地へと変貌するのかも。実りの秋を迎えたいものです。

 

 

 

 

 

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