木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

転勤の可能性

2023年08月22日 04時53分27秒 | 耕作放棄地

現職のビジネスマンにとって人事異動は付き物である。同じビル内の配置転換であればまだしも、家財道具を積み込んでの旅ガラスとも為れば大変な事態だ。独身ならともかく世帯持ちとあらば種々の困難も伴う。とりわけ子連れとあればその困難度も一塩だ。ご心労、お察しします。さてこの人事異動、どうやら仲間にも可能性が発生か・・・・・・・・との現象が。例の若き挑戦者O氏だが、畑が少々荒れ気味なのだ.春先のこと、ひょっとしたら秋には関東へと転勤かも、との懸念を示していた。何らかの兆候があったのだろう。

彼の畑については画像をご覧戴きたいが、少々荒れ気味なのは一目瞭然かと。彼の作業は独特で、早朝、出勤前に出動しての農作業、我々が登場する頃には会社の中であった.かなり無理なスケジュールでもあったのだ。それでも志高く農作業に勤しんでいたが、若しも転勤ならやむを得ない事、新天地への旅立ちを祝福するしかあるまい。しかも彼にはミャンマー人の娘さんとのロマンスも控えており、農作業どころでは無いのだろう。

彼が当地に登場したのは数年前、全くの偶然だった。確か大御所の勧誘によるものだったかと記憶している。農園の中に新風と混乱とを持ち込んだ張本人でもあった。多くの刺激を受けたものだ。とりわけ東南アジア産の種子など、これまで目にしたことが無い事案も多かった。従来の手法に拘らない取り組みは、さすが若者と思えるものも。新天地でも力を発揮して欲しいものだ。終局的にはミャンマーで農業を実現したい・・・・・・・との大きな野望も秘めてるようだから、時間はかかるだろうが遙かな旅路を歩み続けてもらえれば・・・・と願っている。ただミャンマーは軍事政権下、当分は政情不安がつきまとうだろう。よくよく観察して、安全を図っていただきたいもの。

さて彼の転勤が事実だと仮定すれば、農園もそれなりの対応が必要となってくる。彼の耕地は、大御所・長老・子狸の畑を少しづつ分割して提供した物だ。耕地については元の耕作者に復帰させれば済むことだが、農園内の平均年齢がグッと高くなってくる。新風が吹きにくく、新たなチャレンジが見られにくくなるのは残念だ。出来うることなら、新たな若き挑戦者を求めたいのだが、汗水流しての肉体労働に耐えうる者は存在するだろうか。全国的に見ても、就農者は高齢者が大半、若者の姿は僅少だ。あと10年もすれば我が国農業はガラリと様変わりするかも。ヤブと雑草に覆われた緑の原野など、望みたくも無いのだが。

 

 

 

 

 

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