木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ヤブ蚊の絶滅?

2023年08月13日 05時16分41秒 | 耕作放棄地

どうも農園に異変が生じているようだ。何がって、恒例の「ヤブ蚊」と全く遭遇しないのだ。ご存じかと思うが、農作業とは雑草との戦いでありヤブ蚊との戦いでもあった。完全防備をして作業を行っていても、どこからともなく体に接近し、チクリと刺してくるのが常態であった。蚊取り線香など焚きまくっていたのだが、防壁とはなりえなかったようだ。夏場とあれば、迫り来るヤブ蚊を追い払うのに必死、作業どころでは無いのが通常である。それがこの夏、8月も中旬だというのに。蚊取り線香など取り出した形跡も無い。というか、ヤブ蚊を意識する事すら無いのだ。

画像でお解りのように、農園には彼方此方に水タンクを設置している。農園での必須設備であり、水の確保は生命線でもありうるのだ。当然ながらボウフラ等の発生は必然事項で、中にはオタマジャクシが泳ぎまくってる事例もあり、ヤブ蚊の発育には申し分無い環境かとも。大量に発生しても不思議では無いと思えるのに、皆目遭遇しない。チクリとも刺されないのだ。

気温的には25度~30度位を好むようで、凡そ10日前後で卵から成虫へと育つようだ。条件的には申し分無いと思えるのだが、上述のように不思議と巡り会わない。大々的に防除作業を行ったわけでも無い。防除どころか意識すらしていないのだから。有り難い状況なんだが、何とも不気味な印象すら覚えてくる。違った現象だが、東京都内ではカブトムシが大量発生して子ども達が大喜びだとか・・・・・・そんなニュースが流れていた。これには明確な理由があるようで、例の焚き火禁止の法令が原因だそうな。

造園業者の方々が刈り取った枝葉を焼却処分されていたが、法令化により禁止され、腐葉土作成へと変更されたようだ。結果、大量の培養地が生まれ、カブトムシの楽園となった次第だとか。人為的に環境に手を加えると思わぬ事態も招きうるようだ。件のヤブ蚊の話だが、取り立てて何も行ってはいない。一つ想像するのは気温が高すぎるのでは・・・・・・との懸念である。当地では最低気温が26度前後、最高気温が38度前後、例年よりはかなり暑い。世間では「温暖化」では無く「沸騰化」だとの表現も。

無論、素人判断のこと、単なる憶測に過ぎない。事実関係は不明だが、何かしらの異変が生じているのは確かなようだ。余計な想像だが、天変地異の前触れで無ければよろしいのだが。

 

 

 

 

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