相変わらず灼熱地獄が続いているが、水タンクは空っぽに近い。雨の予報は無く、水路にも水が流れていない。微かに残った水をナスとピーマンに散布する。状況最悪、当分は水が望めないなと悲観の心境に。半分諦めの境地で夏野菜の撤去を続けていた。其処へ如雨露を抱えた「長老」がご登場、水が無いのに如雨露とは、と疑問に思っていたら水路に水の流れる音が。どうやら長老が出動と同時に水路の調整を行ってくれた模様。ゴーゴーとまでは行かないが、結構な流量だ。
感謝して使わせて貰うことに。早速、ポンプとホースを持ち出しセットに掛かる。畑の中央部にある水タンクまではそれなりの距離がある。ホースを目一杯伸ばしてジャストだ。ポンプのスターターを引っ張ると、爆音一発、機嫌良くエンジンは回り出した。ホースが膨らみ水が運ばれて行く。末端を「百姓候補生」氏に押さえてもらい、タンク満タンを目指す。
用意している水タンクは処分された風呂桶、容量は200リットル位だろうか。主な使用者は、子狸、百姓候補生氏、長老それに時折大御所の3~4名だろうか。他の仲間達には耕地から遠いようだ。従って満タンとしても2~3日で無くなってしまう。頻繁なる補充が必要なのだ。
しばらくエンジンを回し続けると、水タンクは満タン状態に。炎天下の農園に小さいながらも水たまりが出来ると、何故か清涼感が漂う。かってはオタマジャクシが泳いでいたが、食べられたか死亡したか、姿は消えたようだ。池と違って水タンク、生存は困難なのだろう。天敵も多いはずだ。
炎天下の作業でフラフラ状態だが、水の確保でしばらくは安泰だ。仲間達も機嫌良く作業に邁進できるだろう。時期的にもダイコンやカブの種蒔きシーズンに入っている。水の需要は高まるばかりだろう。長老みたいに如雨露を抱えての登場姿が垣間見られるかも。