例年の事だがサツマイモ栽培を続けている。好みの故にもよるが、最近のようにスーパーや米屋に米が無いとの状況に陥ると、際だって恩恵を感じる事も。江戸時代の厳しい時期にはサツマイモで命を繋いだとか何とか。青木昆陽氏の慧眼に感謝せざるを得ないだろう。状況は現代もさして変わってはいないのではなかろうか.夢や希望は生き抜いた後の話である。命あってのものだねなのだ。
大層な前置きとなってしまったが、サツマイモは貴重な食材。継続して栽培を続けるのもご理解願えるかと。栽培は比較的に簡単で、植え込み、草抜き、ツル返し、収穫・・・・といった具合に少ない工程で可能だ。関心を持たれたら是非に挑戦を。一番難儀するのが「ツル返し」と「草抜き」、子狸も振り回されている。今回は2回目となるが、画像でご紹介しようかと。
草抜きは説明の要は無いでしょう。サツマイモの茎の合間に雑多な草が蔓延るので、程よく抜き取ってあげること。場所柄、刈払機は使えません。専ら手鎌の使用で、子狸はイスに座り込んで根気よく挑戦している。時期的に直射日光をモロに浴びながらの作業で、汗みどろとなるのはご了解を。大きめな帽子とタオルそれに水分補給用のお茶等が必要不可欠です。準備万端整えても熱中症の可能性はありますので、程よく木陰に逃げこむ事も。
問題はツル返しです。栽培経験の無い方は想像付きにくいでしょうが、イモツルは四方八方に伸びて各地で根を張ります。そうすると最初の根っこに栄養分が届かず,イモが大きくなれません。其処で各地に遠征した根を抜きとって、茎を引っ繰り返して挙げる必要が。結果、光合成で出来た栄養分は最初の根っこに集中して大きなイモへと育ってくれます。この作業をツル返しと呼んでますが、2~3回は必要でしょうね。
子狸の作業も2回目となりました。残り1ヶ月前後で収穫でしょう。3回目が実行出来るかどうか不透明ですが、せっせと草抜きとツル返しに励みたいと願ってます。それにしても秋になったのに滅法暑苦しいですね。