木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

農業ガールズのその後

2024年09月18日 05時23分13秒 | 耕作放棄地

春先4月に新たに仲間達に加わったメンバーがいた。親子二人組の女性陣で、特徴から「農業ガールズ」と愛称を定め見守ってきた。当初の意気込みは高く、何でも食料の半自給をとの野望を秘められていたようだ。都市部の居住者だったので、夢見る世界でもあったのかも知れ無い。ご希望に添って多少の耕地を提供し、農作業のイロハに頑張って貰った。熱中する余り、我々が帰宅した後も作業に勤しむほどだったが、結果的に頑張りすぎたのかもしれない。

半年近くたって現状はと眺めてみると、余計な解説は不用でしょう。数枚の画像が経過を如実に物語っています。せっかく植え込まれた夏野菜もほぼ全てが枯れ果て、今は数本のトウモロコシの茎が垣間見える程度です。上述したように、最初に頑張りすぎて息切れされたのかも知れません。ややもすると理想に走り、あれもこれもと望みがちですが、人間の体力と気力は有限です。そして許された持ち時間は1日24時間、これだけは等しく何方も平等です。結論を申し上げると、チャレンジ出来る領域は限定的だということでしょう。

夢をお持ちで理想に向かって走り始められたが、志半ばでリタイアに到られたのでは・・・・・・・と推測しています。ご承知のように農作業は結構ハードで、かなりの時間や体力を要求します。自宅の隣が農地であればともかく、車での通勤ともなれば相応の時間が取られます。必然的に作業時間も制限されるでしょう。

我々の仲間達は理念を「耕作放棄地の解消」に置いています。色んな制約下であり、限られた尽力ですが、「出来る範囲で・・・・」との緩やかな条件付けを行っています。要は頑張りすぎないことでしょう。

農業ガールズのお二人とは、再会の機会は無いかも知れませんが、叉、何れかの場所で夢に向かって走り始められる事を期待したいと思います。農作業は何処の場所でも可能です。そして何れの場所でも若い力を必要としています。再度のスタートアップを願ってやみません。

 

 

 

 

 

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