大量に植え込まれた「下仁田ネギ」だが、どうやら収穫期を迎えた模様だ。思えば長い歳月だった。播種から収穫までが凡そ15ヶ月前後、彼はジッとその長期に耐えたのだ。通常の野菜は3ヶ月から5ヶ月程度で収穫が可能だ。気の短かい者なら15ヶ月も待てないだろうに。彼、つまり若き挑戦者のO氏なんだが、ある種の意図あっての行動だろう。多分、出荷を狙っての栽培かと思うが、この近辺で捌けるのだろうか。販路が気がかりだが、目算合っての栽培なのかな。遭遇したら尋ねてみたいものだが、動く時間帯が異なるようだ。
下仁田ネギはご存じかと思うが、あのぶっといネギである。茎高が20センチ以上、直径が5センチ以上、もあるような太さだ、名称どおりで群馬県の下仁田町周辺で主に栽培されている。仲間内では挑戦者は見当たらず、数年前に子狸が1回栽培した程度だ。やはり長期間の畝占有が嫌われるのかも。ここらでは九条ネギか細ネギ等が主流のようだ。周辺だと余り見られ無い状況をチャンスと捉えたのか、彼は栽培へと挑戦に挑んだ模様だ。若さ故の特権かも知れない。
サツマイモの「安納芋」と同様かと思うが、下仁田ネギも栽培環境に依存する傾向が強いようだ。名称どおりで、群馬県下仁田町周辺の土壌にひどく適合するようで、美味しい下仁田ネギは彼の地以外ではあまり出来ないとか何とか。出荷数が少ないのもそうして傾向故の品種だからなのかも。最近は品種の改良が進んで、各地に適合するような「下仁田ネギ」も開発されつつあるようだが、地元では抵抗感も強いようだ。改良種を下仁田ネギと名乗っては欲しく無いのだろう。市場占有の狙いもあるのかも知れないが、原種への拘りはある意味当然なのかも・・・・・・・と思ってしまう。何にしよ、向き不向きはあるものだし。
さて下仁田ネギの用途だが、余り馴染みが無くて鍋もの位しか思いつかないのだが、一説では300種以上ものレシピが存在するそうな。まあ食いしん坊さんの存在は世界中同様かと、お好みの方には新たなメニュー開発に尽力してもらいましょうかな。
本日の当地は雨模様、どんよりした天候は眠りが深くなるのか、又々寝坊してしまいました。配信が遅れて申し訳ないです。
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