森の果樹園の大きな面積は果樹木林である。当たり前の事だが、果樹木が大半を占めるのは否めない。次なる順位は竹林である。実はこの二番手がやっかいで保守管理に難儀してるのだ。他でもない、タケノコを狙ったイノシシ軍団に蹂躙され、ついでに果樹木まで被害を被るのだ。従って作業の中心は草刈りよりもイノシシ防御となってくる。実は隣地がヤブ状態の竹林で、連中は此処を隠れ家としてるみたいで、境界線を越えて侵入してくる。境界線には竹材を使った防御陣を構築してるのだが、破られることしばし。
本日12日は定例の作業日、子狸が参加困難なので過去の画像を使って作業内容を推測してみようかと。上述したように、境界線の防御陣確保が作業の要点だ。アメリカ政府が不法移民に悩んでメキシコとの隔壁設置に動いてるのと同様である。一応、構築した防御柵はあるのだが、連中の破壊力は凄まじく、所々に穴が空いている。この防御柵を修復するのがメイン作業、続いて草刈りや雑木処理等になってくる。
柵の修復はエンドレスの作業で、志気も上がりにくい。如何にしてモチベーションを維持するのかが悩みの種、チームリーダーも苦心するところだろう。具体策としては、他の作業との組み合わせだ、収穫作業等があれば喜ばしい。本日はまだ2次発生のタケノコの可能性がある。タケノコを掘りつつ隔壁をチェックして修復作業を・・・・・・そう、うまく運んでくれれば有り難いのだが。
5月の連休後とあって現地は花盛り、無論お花畑では無い。山に咲くフジの花や野に咲くアザミ等が我々を歓迎してくれるかの様なのだ。華やかさは無いが、静かで控えめな花々の饗宴は何とも言い難い。山仕事の楽しみの一環でもあるだろう。
思えばこの森の果樹園に通い出して何十年になるのだろう。遅々とした歩みだが、定期的な作業で少しづつだが整備されつつある。後は果樹木の更新とメンテナンスに若き能力が欲しいところだ。人材の取り合い合戦ともなるだろうが、選択される存在でありたいもの。道のりは遠く険しいのだが。
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