鉄道模型工作記録帳

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琴電1200型を制作する(京急700二本目)3

2008-07-05 21:39:25 | 琴電1200型を作成する

琴電1200型は、「事実上」Mc-Tc相当の性能なんですが、Mc-T-T’-Mcの編成を2連に組み替えるにあたり、Mc-M’cに改造しました。

言っている事がおかしいって?

はい。
編成ではモーター4機搭載で、Mc-M’cなんです。
つまり、一台あたり2個しかモーター積んでいないわけです。

日野原保理論(ひのはらたもつ りろん)と言われるものがあります。
前にも書いたけど。


「先頭車は動力車・・・特に先頭台車は動力台車でなければならない。」
と言うのがあります。
他にも、「片扉の方がメンテもしやすく、開口速度はそん色ない」「前照灯は1灯であるべきである」などなど。

これを乗り入れ車両にも強く要求したために、京成3600型や京成3200型6M編成車の一部、住都公団2000系(9000系)は当初、京急に乗り入れよ許されなかった・・・・。

なる逸話が残っており、住都車両や京成3200型6M車は、構造をほぼそのままに、中間動力車や後部台車からモーターの付いている台車を先頭に持って履き替え(もちろんモーターへの配線を引きなおし)て、先頭台車をモーター付きにしたことがありました。

で、

日野原理論真っ最中に作られた京急700型も

もちろん先頭車は動力車で、先頭台車をモータ付きとして中間車を経済的に付随車としてます。

琴電に来るにあたり、
付随車を牽引するための強力モーターを4機付けた2台の先頭車を組ませても、出力過剰。
てなことで、モーターを半分の数にして実質京急と同じパワーウェイトレシオにしたんです。(電気的に京急と同じ加速にしないで性能下げていますが、ここでは物質的なことを言います)

で、
琴電さん。

一両をTcにしていくのではなく、
両電動車から先頭台車のモーターを撤去して、中間連結側の両車両台車にモーターを残すことで、バランスをとる決断をします。

実質1M方式の電動車を、台車だけもう一台に渡してユニットにする構造です。

つまりこういうこと。

事実上、Tcのようなんですが、台車が生きているためにM’cなわけです。
日野原理論の真っ向逆に加工されているのです。

ここで考える・・・。

( ´_ゝ`)「じゃ、片動力で作るって間違いじゃないんじゃね?」

悪魔の囁き終わり。

ちなみに最後のコテコテ日野原理論車両は

だるまさんこと、京急800型だったそうです。

電車でDっぽく撮って見ました(・∀・)


さて本題。
パンタ付Mc車はほぼキットのままでいけそうな床下ですが、M’cは廃車となったTuTsから機器をごっそり移植してきているので、まるで違います。

が、このキットは両方Mcに組めと言う床下機器しか入っていない!!!(爆
部品買いのために鶴見になんかそんな簡単にいけないもん!!!


そこで

手付かずの初代生産キット登場。


哀れ、Tuの床下機器を召し上げられることになりました
つД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

更に、京急1000型からも床下機器を召し上げます。

次の出張で全部補充しなくては。

召し上げたTUの床下


これに

使う部品に仮に記号を与えます。

京急1000のパンタなし床下にも



記号記号。

700型Mc車の

床下も


一部使用します。

更にグリーンマックス床下Cも別途用意しての



記号打ち。

これで全部です。
偉い部品が掛っています。


上段真ん中の京急1000パンタ付き床下は使いませんでしたが、一枚の床板に4ランナーから部品を組み合わせて再現することになります。

あと、足りない部品を作ります。
2mm径のプラ棒を8mmでカットし、

リューターに噛ませて、ゆっくり回しながら先端を金ヤスリで撫でて丸めます。


このような部品を作成。


0.5mmプラ角棒で足をつけ


接着。


浮いた足♪

で、あとの工程省略。
出来たのが

左が中間連結。右が先頭です。
機器配置順番は

妻板← オリジナルのエアタンクを模したプラ俸 I A B C J N D →先頭 
です。

反対側は

先頭← L E M (奥にG) D K F H →妻板

ですが、H だけが違う部品付いている上、これだけそっくりな部品がなく、自信がありません。
最初Hを付けたんですが違うことが解り急遽この部品を外してきてつけましたけど、これは2分割。実車はこのような大きさで1つの箱です。

あとでこの部品(Lの上斜め左の部品)を一体化して改造します。


全体はこのような感じ。


琴電モデラーなら必ず必要なこのコンプレッサー 「C1000」 はリトルジャパンキットには存在しません。


グリーンマックス床下Cに付いています。

琴電標準品として指定されていたので、多くの車にこのコンプレッサーは取り付けられています。

目立つので必須ですね。




M’c車の床下ほぼ完成。

しんどいですね。
でも、やったかいがありますよ!


実車・琴電1200型の床下機器。


拡大。

何度も見せるの写真で床下


上と同じ方向の向き違い

拡大拡大

反対側



拡大拡大拡大♪

普段は適当な床下つけてお仕舞のくせにって?

だって、そこに資料があるんだもん。

ちなみにLとEはくっついて見えますが、Eが奥まっているためにそう見えるだけです。



   ↑肩が凝りました。


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