D50を修復できるかどうかわからない。１

お店やってからというものの。
模型をやる余裕が全くなくなってしまっているんですが。

ちょっとだけ。

こんなのをお店ヤる前に確保していました。
一見見事なHO機関車です。
正直興奮を抑えられません。


入手時はHOなんて全く知らなかった故。
メーカー不詳としていたものです。
お勉強すると、すごく初歩的な製品でした。

「ちょっと塗り直せば、綺麗に格好良くなるだろう・・・」
それはあとで打ち砕かれます。

宮沢模型D50　これが製品名。
いまや問屋としてお付き合いさせて頂いている宮沢模型のメーカー商社としての量販品だったようです。



譲受当時は走りませんでした。


発煙装置っぽいものがありましたが撤去します。



既に割れています。



クタクタに塗られていました。

よくある「ジャンク再生」です。

でもウチのお客さんでも多いんですが、ジャンク再生は「並ではない」という気がします。
綺麗にバラすまでに手間が相当かかるんです。

全部バラしても直せなかったらイヤンでいろいろ考えながらバラします。



ラッカーシンナーで溶かしても塗装が剥がれません。
屈強な塗装にびっくりデス。


全然剥がれてくれません。


いくらやってもこれまで。
既に２ヶ月漬け込んでました。


そこでむかしむかしに置いてあったリムーバー・スケルトン。


アセトンが飛んでしまってデロデロのゲル化しています。


ベタベタと塗りたくっていきます。



どえらい手間が掛かってここまで剥がれました。
指紋がありません(；・∀・)
すごく便利に見えます。
でもこれに３日掛かっています。




シリンダーはこんなにヨレヨレ。


やばいです。
長さが違います。
どうしましょう。
珊瑚の部品でも入手しましょうか。
それとも作っちゃいましょうかってレベル。


色々チェックしていきます。




消耗的ディテールは取り去っていきます。


繋ぎ目がズレたランボード。



色々怪しいです。


左右でズレたランボード。


くびれているランボード。
これは絶対おかしい。


ヨレヨレの縁縁・


ずれているはずのない部分でずれているランボード。


傾いているランボード。


これはいかん・・・・。

そこで、ランボードを少しづつはがして、一端は付けながら修正を試みます。



ガイドなんて無いから、こうしてみるのでした。
バラバラにしたら作れないかもしれない。


はんだも綺麗に一旦取り去って・・・。


修復。


少量でもしっかりはんだしたのでガッチリしました。


よれ具合も無くなってきました。


ボイラ中心からちゃんと平行に伸びるランボードになりました。
が、ボイラ中心線から左右（写真では上下）でチョット違う・・・。
0.5ｍｍ程度違う。
なぜだ。


これだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ボイラが回って付いてます。
最初っから、右に回転して付いているようなんです。
それとも、煙突だけが曲がっているのか？
いや、ボイラ下の継ぎ目がズレてます。
「　ど　っ　ち　も　だ　」

全部やり直し決定です。

ブログを書くならBlogWrite