シバサキ模型が活動を止められてもう10年は経ってしまったでしょうか?
私の在庫には古い小さな機関車のキットが残っていました。
シバサキにしても、初期のワールド工芸にしても、「そそる」マイナーモデルが比較的安価に提供していた時代がありまして、特にワールドの旧型機関車車体キットは随分作ったんです。
今はEF10位しか残っていないんですが・・・(娘に踏まれたものもあったり・・・)
で、その時期に勢いで買ったは良いものの・・・。
これに怖気づいて10数年放置してきました。
が、モデル仲間が先日、近江鉄道ED31なぞ組みまして
http://km-motors.cocolog-nifty.com/blog/
まぁ、はっきり言って彼の方が遥かに上手なんですが、対抗心だけは燃える私。
この禁断のキットを組んでみる決意をしちゃったりして。
でも、どう見てもこのキットの方が不完全です。
彼のキットは確かなキットと確かな腕。
このキットは曖昧なキットに曖昧な腕・・・・ヽ(;´Д`)ノ
なんせこのようなキットです。
動力も板から組んで、プラ板を新製しながら作る代物で、今もって組んだ動力は動かないので作り直しです。
エッチングはさみを持っていれば別なんですが、あいにく持っていないんで
まず、リューターの切削回転砥石で粗粗にカットしていきます。
荒くカットして、各部品切り出し時にストレスで曲がらないようにします。
今回の道具
部品のカットラインを繰り返し筋入れするカッター
その筋で折り取る大事にしているプライヤー
バリを削り取る仕上げ用の板紙やすりのタイラー
もっと荒く削るときの金ヤスリ
もっと開き直るときのはさみ
です。
ばらばらにしました。
リューターでランナーごと切り取って
カッターで筋入れして外形を出して
プライヤーで折り取って
金ヤスリで軽く舐めて
捲れの大きいものははさみでカットして
タイラーで切り取りの部品を整える。
です。
勢いで車体を曲げてみます。
真鍮の太い棒。
えっと、以前D51のボイラを作ろうと無謀な仕入れをしたもの。
ある程度太ければいいと仮定する。
なんせ曲げなんかやったことない!
雑巾の上で屋根アールを曲げつけ
軽く沈んだほうがいいようなので。
屋根トップ曲げ
こんな感じかなぁ?
後で無意味とわかるんですが
一応Rをあわせました。
4枚の写真をご覧ください。
二つの結構精密な樹脂塊を2個。
ボルトで締め上げられる、車体曲げ冶具です。
作るなら木で作るといいのかな?
これはやんごとなき事情で10数年前から持っているものです。
勘しかないんですが、曲がり始めるちょっと下くらいの部分で挟んで
机の角に押し当てながら曲げてきます。
じわりじわり曲げていきました。
妻板を当てながら・・・。
雰囲気よく曲げましたが、
妻板の車体幅を基本にしていくんで、そうすると屋根Rは全く異なっていました。
設計より深くなります。
屋根の取り寸法が1mm程度長いっぽいです。
屋根をカットして唐竹割りして細める方法もありますが、リブがあるんでそんなの嫌です。
もうかなり前に実車を見たことがあるんですが
ろくな写真が全くありません。
でも岳南は興味外なんですが、考えてみると殆どの80年代~90年代の車両が製品化されてますね。
恐ろしい話です。
↑どのような仕様にするかは、まだ考えておりません。この機関車大好きなんですが所属鉄道がどこも収集外で困ります。
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